723話 ページ23
✩
｢木箱か…彼に任せてみたら？｣
｢あっ｣
完全に忘れてた
確か、名前を呼んだら来てくれるとか言ってたような…
｢マネージャーさ〜ん？｣
｢何ですか？｣
｢本当に来た！？え、ええと…実はグラウンドの…｣
そこまで言いかけて、私は踏みとどまった
どうしてもあれを私の力で掘り起こしてみたい
そういう気持ちがあった
私はマネージャーさんに頭を下げた
｢せっかく呼んだのにごめんなさい…私、やっぱり自分で掘り起こしたいです｣
｢そんな穴掘りをする時間が貴様に…｣
｢な、なくても！私はそうしたいの！｣
｢…｣
そう言うと、けいちゃんは驚いていた
ううん
けいちゃんだけじゃなくて、ま〜くんやエッちゃんもそれは同じだった
｢わがままかもしれないし、間違えてるかもしれないけど…私はこれが正しいと思う！｣
｢…うん。俺もAに賛成だ♪｣
｢ま〜くん…！｣
｢でも、聞いてた感じ一人じゃ大変そうだし、俺も手伝っていいか？補助係ってことでさ｣
｢もちろん！ありがと〜♪｣
もう、自分に嘘をつきたくない
今まで放置してたから分かりずらいけど、だからその自分が何なのか明確に理解してる訳じゃないけど…
だって、ひいばあちゃんが言ってくれたから
それにりっちゃんも
｢僕も手伝っていいですか？｣
｢はい！ありがとうございます！｣
｢ふふっ、よかったねAちゃん♪｣
｢うんっ♪｣
ねぇひいばあちゃん
私、ちゃんと自分を貫いてるかな？
｢…？頭なんか触ってどうした？｣
｢え！？あ、ううん…何でもない｣
｢んん？｣
頭、もう一度撫でてほしかったな〜なんて…
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赤月 音(プロフ) - ミズキさん» 嬉しいです！かなり長編ですが、最後までお付き合いください！！ (2021年12月27日 19時) (
レス) id: 2f5f5d572a (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ(プロフ) - 面白いです♪こんなに長く書けるなんて尊敬しかない！！ (2021年12月27日 12時) (レス) id: 5cf73cb0ec (このIDを非表示/違反報告)
赤月 音(プロフ) - 碧生さん» ありがとうございます！！これからも頑張ります！ (2021年3月1日 15時) (レス) id: 2f5f5d572a (このIDを非表示/違反報告)
碧生 - 凄い面白かったです！！これからも応援してます！ (2021年2月28日 10時) (レス) id: 7ffc4172b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年2月24日 7時
