719話 ページ19
✩
｢わぁ…！めっちゃ綺麗やない！？｣
｢へっくしゅん！騙されたらあかん！花粉の原因はこいつらなんやから！｣
｢私花粉症ちゃうからなんも気にせんでええわ〜♪｣
｢嫌味か！｣
とっても綺麗な女の人は、土を掘り出した
スコップを片手にどんどん掘り始める
｢…それ、大事なものじゃなかったか？｣
｢大事だからこそ、"A"に託そうと思ってなぁ｣
｢A？誰だ？｣
｢さあ…ふふっ、それよりお花見の準備してぇや。私ここで穴掘っとるから｣
｢夜は長いんだし、単独で動く必要ないだろ｣
｢あはは！あんたはほんま寂しんぼやな〜♪｣
｢うるさいわ！｣
＿＿＿＿＿＿＿
｢…｣
満開の桜に、綺麗な満月
多分、あそこは…
｢A早くタイマー押して！！うっさい！｣
｢…え、あ…ごめん｣
｢ぼけ〜っとしてさぁ…起きるんなら早く起きなよ｣
｢…うん｣
今日、スコップを持ってグラウンドに行こうと思った
ひいばあちゃんが、私に…もしかしたら…
そんな事を考えながら、私はりっちゃんの家に向かった
｢…｣
｢今日のAは静かだなぁ？＿＿＿ドームまで時間そんなに残されてないぞ？｣
｢…うん、元気だから安心して｣
今はまだ、夢の中にいる気分だった
とても幻想的なあの風景は、実際にあの人達が見た景色なのかな
｢りっちゃん｣
｢ふぁ、あふ…ん〜？｣
｢ちょっと放課後、ついてきて欲しい場所があるの｣
｢…分かった｣
ま〜くんがいない間に、私はこっそりりっちゃんに頼んだ
ま〜くんを省けにするのは良くないかもだけど
…あの人達が、そうだったから
私も真似したほうがいいのかなって
｢そう、思っただけ｣
｢…｣
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赤月 音(プロフ) - ミズキさん» 嬉しいです！かなり長編ですが、最後までお付き合いください！！ (2021年12月27日 19時) (
レス) id: 2f5f5d572a (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ(プロフ) - 面白いです♪こんなに長く書けるなんて尊敬しかない！！ (2021年12月27日 12時) (レス) id: 5cf73cb0ec (このIDを非表示/違反報告)
赤月 音(プロフ) - 碧生さん» ありがとうございます！！これからも頑張ります！ (2021年3月1日 15時) (レス) id: 2f5f5d572a (このIDを非表示/違反報告)
碧生 - 凄い面白かったです！！これからも応援してます！ (2021年2月28日 10時) (レス) id: 7ffc4172b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年2月24日 7時
