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740話 ページ40




「こんな大きな桐箱、よく掘れたねぇ」

「そりゃ何日もかかったよ〜…」


エッちゃんに例の箱を見せると、驚いていた

因みに着物は染み抜きをしてくれる人の所へ持っていったから入ってない

…あと、あのペンダントも

私はポケットに入れていたそれをエッちゃんに見せた


「ねぇエッちゃん、これ触ってみてくれる?」

「んん?なんだい?」

「…う〜ん、エッちゃんもダメかぁ」

「…?」


目の色に関係してるのかもって思ったけど、そうじゃないみたい

ま〜くんやりっちゃんにも試しに持ってもらったけど、私みたいに何かが見えた人はいなかった


「もう、勝手に私は特別な存在だ〜って勘違いしちゃうよ?」

「Aちゃんは十分特別な存在だと思うのだけれど」

「本当に勘違いしそうになるからやめて!」


何だったんだろう…

このペンダントを持ってると、何故か不思議な感覚になる

誰も共感しないし、ただの気のせいなのかなぁ?

う〜ん…


「Aか。また生徒会室に来てたのか?」

「ほんとだ、何か用事か〜?」

「う、ううん。掘り出したもの、エッちゃんにも見せようかな〜って」

「確かに苦労したもんな〜あれ」


ま〜くんとけいちゃんが生徒会室に入ってくると、私はすかさずペンダントをポケットにしまった

大事なもの…だと思うから、一応持ってる


「言うか迷ったんだけど」

「…?」

「さっき見せてくれたもの、かなりの値段で売れるんじゃないかな。希少価値の高い代物だと思うよ」

「そ、そうなんだ」


私が貧乏性だから、土から掘ったものは売ると思ったのかな

ひいばあちゃんの大事なものじゃなかったら、多分すかさず売り飛ばしてたかも…

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赤月 音(プロフ) - ミズキさん» 嬉しいです!かなり長編ですが、最後までお付き合いください!! (2021年12月27日 19時) (レス) id: 2f5f5d572a (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ(プロフ) - 面白いです♪こんなに長く書けるなんて尊敬しかない!! (2021年12月27日 12時) (レス) id: 5cf73cb0ec (このIDを非表示/違反報告)
赤月 音(プロフ) - 碧生さん» ありがとうございます!!これからも頑張ります! (2021年3月1日 15時) (レス) id: 2f5f5d572a (このIDを非表示/違反報告)
碧生 - 凄い面白かったです!!これからも応援してます! (2021年2月28日 10時) (レス) id: 7ffc4172b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤月 音 | 作成日時:2021年2月24日 7時

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