460話 ページ10
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「私の顔見たい人いっぱいいるでしょ、今まで顔出しもしてこなかったし。おいでおいで!そしたら好きなだけ見られるから!」
怖い気持ちなんて捨てて、私はやけっぱちになってやった
「私のこと嫌いだ〜って人もいると思う。りっちゃんといちゃいちゃしやがってこの女!って思ってる人もいると思う。そんな方もぜひ見に来てください」
「…」
「私の顔見たかったらこの日に来たら見れますから。是非いらしてください。どうか、お願いしますっ…」
「…もう、A泣かないの〜。よしよし」
「泣いてないからね!?」
りっちゃんに頭を撫でられると、涙が零れそうになる
りっちゃんの手を地面に置くと、私は続けた
「そういうことなんで!〇月×日に__モールで午後1時から3時まで単独ライブをします!」
「あとでちゃんと告知するから、安心して日付けとか忘れて良いよ〜♪」
「ま、まあ…うん。そうだね」
「もしかしたら俺もいるかも〜♪」
「りっちゃんファンの人は、りっちゃんに会えるかもしれませんよ!」
もっと、大勢の人を呼べそうな言葉で…!
「それまでに頑張って練習しますので、楽しみにして待っていてくださいね…♪」
「ばいば〜い…♪」
…やっと終わった
私は終わった瞬間、力が抜けてりっちゃんに倒れ込んだ
「ぐすっ…ひっく…ううっ…!」
「よしよし。よく頑張ったね」
「偉い…?」
「うん。偉い偉い…♪」
その後はいっぱい泣き喚いた
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作者名:赤月 音 | 作成日時:2021年1月31日 6時