496話 ページ46
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「お姫様らしい言動?」
「何かあるかな〜。うふっとか言えば良いの?」
「それは馬鹿にしてるだろう」
お昼ご飯を食べながら、私は相談していた
確か氷鷹さんは演劇部じゃなかったっけ
「よく王子様役してるって聞くよ!お姫様役ってどんな感じ?」
「そう言われても相手は男だからな…」
「なっ…い、今までそう思っていたんですね…」
「「…?」」
えっと…真白さん?
何故か棒立ちになっていた
氷鷹さんと知り合いだったの?
「友也くううぅん…♪わざわざ私のことを待ってくれていたんですか?あぁ!これぞ愛…!」
「ひぎゃあああああ!!!??」
「あっ、部長さんいるしせっかくだから衣装借りてみたらどう?」
「「見たい!!」」
「あんずは分かるけどウッキ〜も食いつくの!?」
この人が演劇部の部長さん…
fineの…部長さんだったんだ
その人は私と目が合うと、何も話してないのに衣装を貸してくれることになった
優しい人だなぁ〜
「今日の放課後に来てくれたら、いつでもどんな衣装でも貸してあげますよ…♪」
「だ、駄目ですよAさん!こいつはどうせナース服やスクール水着を着させるに決まってるんだ!!」
「え、見たい…」
「あんず!?Aが可哀想だからやめてやれ」
あんずちゃんが情緒不安定になってる…
私はご飯を食べてたから、その光景を黙って眺めていた
「ただし、衣装を貸すのですから多少の条件は付けますよ…♪」
「やっぱり!!」
「ナース服!?」
「落ち着け友也。それとあんず」
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作者名:赤月 音 | 作成日時:2021年1月31日 6時