495話 ページ45
✩
｢い、今なんて…｣
｢だ〜か〜ら〜！俺らKnightsと仕事！上から！｣
私は日本語が理解できずに固まってしまった
｢…わ、わわわわ私がKnightsの皆さんと！？ら、ライブですか！？｣
｢逆に来なかったらそっちのほうが驚きよォ。世間ではAちゃんと凛月ちゃんは正式なライバルになったんだから｣
｢ら、ライバル宣言で…共演のお仕事…！？｣
｢ほら、漫画とかでよくあるじゃない。仲悪い二人がタッグを組む〜みたいな…♪｣
｢俺たちは仲良しだけどね〜♪｣
起きてたんだ…
私の背中でさっきから一言も声を発しなかったりっちゃんは、大欠伸をしていた
眠そうだなぁ
｢A膝枕してよ〜｣
｢だから嫌だってば｣
｢じゃあ二人きりだったら俺しかいないから、思う存分喘いでもだいじょ…｣
｢誰かこいつの口針で縫っておいて｣
｢は〜い♪｣
｢りっちゃん！？｣
流石に針じゃなかったけど、りっちゃんは本当にガムテープを貼られていた
何してんの…
｢Aさんも面倒な幼馴染みを持ってしまいましたね…｣
｢あはは…良い子なんですけどね｣
｢それで話を戻すけど、今回は中世ヨーロッパをイメージした舞台｣
確かにKnightsらしい…！
私はわくわくしながらその話を聞いた
そうなると、私は羊飼いの人とか？
…一気に庶民らしさ出てきたね
んな訳ないか
｢Aちゃんには今回、俺たちのお姫様になってもらうよぉ｣
｢分かりました！｣
Knightsのお姫様にも凄いって言ってもらえるような、お姫様らしい雰囲気を覚えなきゃだね！
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年1月31日 6時
