388話 ページ38
✩
｢出たな、Knights…！｣
｢うちのお姫様を攫っておいて何その言い草。こっちが悪だって言いたいの？チョ〜うざぁい｣
｢ここはTrickstarが今貸し切っているんだぞ。邪魔をするなら出て行け｣
な、何これ…
なんか私が悪いことしてる気分
えぇ…ちゃんと連絡したはずなんだけどな…
｢そうだわ！せっかくならTrickstarの皆も一緒に行きましょ…♪｣
｢…？オカマさん、どこに行くの？｣
｢アタシたちこれから…きゃあっ！？｣
｢ちょっと黙ってろクソオカマ！！｣
｢そうです！せっかく今まで内緒にしていたのに…！｣
｢…｣
私はりっちゃんと目を合わせた
次にま〜くんとも目が合った
｢｢｢ぷっ…｣｣｣
｢なに笑ってんのあんたら！いやAちゃんは違うけど、そこの幼馴染み！｣
｢あはは！い、いや…素直じゃなさすぎて…！｣
｢うちのセッちゃんがどうしてもって言うからさ〜♪｣
｢くまくん！！｣
｢あはは！お腹痛い…！｣
瀬名泉さんが可愛すぎて、思わず私まで吹いてしまった
や、やばい…可愛い〜…！！
もうお腹痛い…♪
｢ほら、そっちの姫さん返すから。何かよく分からんけど楽しんでこいよ〜♪｣
｢うわっ！？り、りっちゃん！？｣
｢そんな勢いよくお姫様抱っこしたら、スカートがめくれちゃうわよォ？｣
｢A、俺以外に見せちゃダメだよ？｣
｢誰が見せるか！！｣
ていうかうわっ、力強っ…！
りっちゃんに運ばれながら、私はレッスン室を後にした
明日ちゃんと謝ろう…
あっ、今日金曜日だった
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年1月27日 18時
