幸せのおすそ分け８【あんスタ】 (ページ34)

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384話ページ34

✩

｢おじゃましま…｣

｢やあ、Aちゃん…♪｣

｢えっと…｣

私は困惑してしまった

理由は昨日対戦したユニットの人達が、エッちゃんの前で震えながら突っ立っていたから

いつも生徒会室にいるメンバーに見守られて…これはいわゆる公開処刑かな？

｢え、エッちゃん。何してるの？｣

｢この学校にはあちこちに監視カメラがあるっていうのに。しかも、生徒会の一員だから尚更面白いよね♪｣

｢普段どれだけサボっているかがよく分かるな｣

｢｢っ…｣｣

昨日、私が首を絞められたのを見てた…っていう解釈で良いのかな

だからって、それぐらいでこんな事しなくても…

その人達はぶるぶる震えながら、私に助けを求めていた

…昨日はあんなに調子乗ってたくせに

｢別に私怒ってないし…それに、勝ちがこんなにも複雑な気持ちになるんだって、その人達に教えてもらったから…もう良いよ｣

｢このまま放置したら、また同じ事の繰り返しだよ｣

｢また倒せば良いでしょ。学習しない人間を倒すのは簡単なことだし…まぁ、そう見えなかったけど｣

｢ひっ…！？｣

え、私見ただけなんだけど…

そんなに怖かった？

｢僕は一度、Aちゃんが本気の制裁を加えるとこを見てみたいんだ｣

｢…え、私が？｣

｢被害者はAちゃんなんだから、彼らをどう処理するのか決めて良いんだよ…♪｣

｢えぇ、エッちゃんが見たいだけでしょ…やだよ私…｣

｢これは良い経験になると思うんだ｣

私が、この人達に制裁を下すの…？