382話 ページ32
✩
｢Aちゃんライブ観たよ！！凄かった〜！！！｣
｢A凄いよ〜！！俺あの場にいたけど始まった瞬間ゾクってしたもん！！｣
｢あ、ありがとう…♪｣
朝から色んな子におめでとうって言われたり、凄かったって言ってもらえた
えへへ、うれしいな…♪
｢本当にあのAなのか？普段とこんなに印象が違っていて、まるで別人のようだったぞ｣
｢も〜お世辞はいいよ〜♪｣
｢いやいや、お世辞じゃないからね？｣
｢あんずちゃんが作ってくれた衣装がね、すっごく動きやすくてね〜。しかもかっこよくて〜♪｣
おかげで動きやすくてのびのびと歌えた
あんずちゃんの衣装凄すぎるよ〜♪
｢良いなぁ〜。俺もAみたいなブーツ履きたい〜｣
｢今度のライブにでも履いたら良いだろ｣
｢この胸から上だけ見えてる黒い衣装ってさ、普段マントで隠れて分かりにくいけど踊るとちらちら黒い袖とかが見えてかっこよさが増すよね〜♪｣
｢そうそこ！真くんよく気づいてくれた！｣
遊木くんそんな細かいところまで見てくれてたんだ
あの遊木くんに褒められるなんて…♪
結構感動しちゃう！
｢これ7分袖だから踊る時楽ちんだったよ〜♪｣
｢確かにそこ良いよね！｣
｢あとフードって顔が見えにくくなっちゃうから踊る時は減点されちゃうでしょ？だから外した方がいいんだけど、そこで外してからのAちゃんの表情よ！｣
｢一見可愛いに見えて実は噛み付いてきそうな強い迫力のある曲と表情がまた…＿＿｣
ふ、二人とも早口だなぁ…
なんか私をここまで見てくれる人がいるって、恥ずかしいけどその何倍も嬉しいな…♪
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年1月27日 18時
