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374話 ページ24
✩
｢Aちゃんおはよ〜♪｣
｢あっ、Aちゃんおはよ！｣
｢遊木くんとあんずちゃん、おはよ〜♪｣
私はシロブンチョウを鞄に、昨日買ってもらった指輪をはめて学校に行った
指輪なんて、なんか悪いことしてる気分…！
｢そのキーホルダー買ったの？可愛い〜！｣
｢あれ？指輪もつけてきたんだ？｣
｢うん！見てこれ、しかも鳥なんだよ！｣
｢すごっ！鳥の指輪とか珍しいね〜｣
私は昨日3人で遊んだ話をした
｢3人ともそれ当てたの！？すごいミラクルだね…｣
｢ていうかその指輪！凛月くんが買ったんだ〜。へぇ〜♪｣
｢…？な、なぁにあんずちゃん？｣
あんずちゃんはにやにやしながら指輪を眺めた
ま、まぁ指輪買ってもらうってちょっと友達超えて彼氏っぽいけど…
｢指輪ってね、その人に手を出すなって意味で贈ってくれる人もいるんだって〜♪｣
｢…手を？｣
｢そう！その人は自分のものなんだぞって意味もあって…｣
｢あ、あはは。私が欲しかったから買ってくれただけだよ〜｣
｢え〜そうかな〜？｣
｢ちょ、ちょっとトイレ行ってくるね｣
｢は〜い！｣
いやいやいやいや…
私が欲しそうにしてたから買ってくれただけで、多分りっちゃんの事だからそこまで考え…
考えて、そう…
｢うぐううあああぁ…！｣
｢大丈夫かあれ｣
｢さあ…｣
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年1月27日 18時
