372話 ページ22
✩
｢で、でも！今日だってりっちゃんからもらったネックレスと腕時計は付けてるんだよ｣
｢凛月そんなにプレゼントしてたのか…俺もお菓子とかじゃなくて何かあげようかな〜♪｣
｢い、いいよお菓子で…！｣
ま〜くんや普通の友達には、誕生日はお菓子とかジュースぐらいを奢ってるだけだし
りっちゃんぐらいだよ時計とか買ってくれるの…
｢…あれ？指輪は？｣
｢そういえば…｣
｢こちら1210円になります｣
｢｢行動はやっ！？｣｣
気がつくとりっちゃんは指輪を購入していた
いつの間に！？
｢り、りっちゃん良いよ！私がお金払うから…！｣
｢良いの。次いつ遊べるか分からないし、ちょっとぐらい彼氏っぽいことしてみたくなった…♪｣
｢彼氏ではないんだな｣
｢ふふっ…1300円頂戴致します｣
｢Aにプレゼント〜♪｣
｢あ、ありがとう…！ずっと大事にするね！｣
店員さんにちょっと笑われたけど、私は凄く嬉しい気持ちになった
キーホルダーといい指輪といい、今日だけで鳥さんグッズが一気に増えたな〜♪
私は家で指輪をつけるのをわくわくしながらお会計を待っていた
すると、店員さんは質問した
｢今すぐご使用になられる場合は、こちらで値札を切り取らさせて頂きますよ｣
｢お、お願いします！｣
｢ふふっ、かしこまりました…♪｣
｢優しい店員さんだな〜｣
｢良かったね。A♪｣
｢うんっ♪｣
その後、私はさっそく指輪をはめた
指輪って取れなくなりそうで怖いと思ってたけど、これ案外すぐにはめれる…！
嬉しいことに、サイズが丁度私にぴったりだった
｢お客様の指は細いですね…♪｣
｢へっ！？あ、ありがとうございます…！｣
まだいたの！？
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年1月27日 18時
