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369話 ページ19
✩
｢ガチャガチャとか懐かしな〜｣
｢私も何年かぶりに来たかも〜♪｣
｢…AA｣
｢んん？ど〜したのりっちゃん？｣
呼ばれて向かうと、りっちゃんの視線の先にあったのは…
なっ！
｢なんて可愛いの！？食パンをぎゅってしてる！しかも姫ちゃんと殿ちゃんどっちもいる！！｣
｢確かAの家で飼ってるペットだっけ。文鳥？｣
｢セキセイインコ！これやる！｣
｢出ると良いな〜｣
青色と黄緑どっちもあって、可愛すぎる！！
絶対に手に入れたい気持ちで私はガチャガチャを回した
…え？今時のガチャガチャって300円もするの？
時代を感じながら、何年かぶりに回した
｢何だろう〜♪…｣
｢あからさまにテンション下がったな！？｣
｢シロブンチョウだった…もう一回！｣
｢今度は何だ？｣
｢サクラブンチョウ…｣
｢文鳥に愛されすぎだろ｣
か、悲しい…
けど1回300円もするのにこれ以上回すのは危険な香りがするし…
そこで私は閃いた
｢ま〜くんもやって！お願い！それでセキセイインコ出たら交換しよ…♪｣
｢はいはい…一回だけだからな？｣
｢ありがと〜！｣
さすがに三回目になって出ない訳が…
…
｢ごめん、シロブンチョウだった…｣
｢お、お揃いだね〜…｣
｢そ、そうだな！｣
い、いや…まだ人はいる！
私は全力でりっちゃんにすがりついた
｢りっちゃんもやってやって〜！！｣
｢子供か！｣
｢良いよ〜♪…あっ｣
｢｢｢…｣｣｣
シロブンチョウ…全員揃った…
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年1月27日 18時
