幸せのおすそ分け８【あんスタ】 (ページ12)

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362話ページ12

✩

｢遊びたいのでま～くんを土曜日だけでいいから休ませてあげてください！｣

｢まじで言いに来たのか！？｣

｢もちろんじゃないか♪｣

｢｢即答！？｣｣

たまたま不貞腐れたエッちゃんがいたから、私は直接お願いすることにした

こんな秒でお休みもらって良いのかな…？

お願いしたのは私なんだけど

｢その代わり、僕とも今度一緒にショッピングモールでも海外でも好きな場所でいいから遊んで欲しいな｣

｢海外って…｣

｢あはは！金持ちジョーク？｣

｢ふふっ、半分正解…♪｣

｢やった～！｣

｢お～いA、それ半分本気って意味だぞ｣

エッちゃんたちとお喋りしてると、後ろからピンク頭の可愛い子が私を睨んでた

あっ、お邪魔だったよね

｢ごめんね忙しいのに。困ったらいつでもお手伝いするからね？｣

｢Aちゃんはそこに居てくれるだけで良いんだよ♪｣

｢激甘だな貴様は｣

｢そういう敬人もAちゃんには優しいくせに｣

｢エッちゃん…けいちゃんは優しくない。この人昔真夏に寺掃除を強要してきたもん｣

あれだけはよく覚えてる…

｢でもその後けいちゃんのお兄さんに水ようかんもらってね～、その水ようかんが凄くおいしくて…♪｣

｢うんうん♪｣

｢おい英智！しれっと財布から諭吉を出すな！！｣

｢おや、つい無意識に手が｣

｢それただのヤバい奴ですよ…｣

｢Aちゃんを見てると貢ぎたくなっちゃうねぇ♪｣

私は詐欺師じゃないんだけどなぁ

…帰ろ