幸せのおすそ分け８【あんスタ】 (ページ1)

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351話ページ1

✩

｢本当に助かりました。いやはや、何とお礼をしたら良いのやら…｣

｢あはは！お礼なんて良いんですよ～。それじゃあ、私は行きますね…♪｣

ようやく学校に向かえる…

私が学校に行こうとした時だった

｢えええぇん…ぐすっ、ひっく…｣

｢………｣

｢あっ、お姉ちゃぁん…あのね、ままとはぐれてね…｣

｢そ、そうなんだぁ～…よしよし。泣かないで…♪｣

どういうこと？？？

こんな奇跡の連続ある！？

私はその女の子を一度交番に連れていった

案の定驚かれたけど

私も驚いてるよ！！

｢君…凄いね…｣

｢あはは…｣

｢ちょっと待っててね、お嬢ちゃん。今ママに連絡するから｣

｢ほんと…？｣

｢あぁ、もちろんさ。…おい、その子に貸してやれ｣

｢ほら｣

幸いなことに、どうやらおつかいを頼んで迷子になっちゃったらしく

もしものとき用に携帯番号が書かれてあった

｢ひっく…ままぁ…｣

『も～何やってるのよ！今向かうからそこでお利口さんにしてるのよ！』

｢うん…分かった…｣

｢ふふっ♪｣

こういう失敗、私はしたことないからなんだか可愛く思えた

うちの親は過保護すぎておつかいなんて一度も頼まれたことないし…

正直ちょっとだけ、こういうのが羨ましい

｢それじゃあ、今度こそ私は行きますね。あの子のことよろしくお願いします！｣

｢任せてください！｣

はぁ、やっと学校に…

い、行けるよね…？

フラグじゃないことを願ってるからね！？