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307話 ページ7




「A!!」

「り、りっちゃん〜!!」

「わわっ…」


家から持ってきたお父さんのキャンプ用の寝袋にくるまっていると、りっちゃんが駆けつけてくれた

私はもう急いでりっちゃんに抱きついた


「わあああぁん!りっちゃん、こんな時間に呼び出してごめんなさ〜い!!」

「良いよ、俺夜行性だし…よしよし。何があったの」

「あのね、急にドアがドンドンドンって叩かれて…」


事情を説明すると、りっちゃんは真剣に聞いてくれた

こんな嘘みたいな話を聞いてくれるなんて…

事情を説明し終えると、りっちゃんは例の白い紙を拾いに行ってくれた

だ、大丈夫かな?


「うわっ。こ、これ…」

「な、なに?どうしたの?」

「もしかしたら優しいおばけか、妖精さんだったのかも」

「優しいおばけはドア叩かないもん!」

「これ見て」

「…?うわっ!」


りっちゃんが見せてくれると、そこには直筆でびっしり文字が書かれていた

しかも、どこをどう直せばいいのかしっかりポイントを抑えて書いてくれてある

アドバイスをくれてたってこと…?


「これを教えてくれるために、ドアを叩いたの…?」

「そうっぽいね」

「…あ、あの!ごめんなさい!!アドバイスくれてありがとうございます!!」


聞こえてるといいな…


「本当にごめんね、りっちゃん…」

「ううん。無事に解決してよかったね♪」

「うんっ♪」

「ふふっ、それじゃあその紙に書いてあるとこ今からやろっか」

「そうする!」

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作者名:赤月 音 | 作成日時:2021年1月25日 9時

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