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306話 ページ6




「タン、タン、タタン…んん?たん、たん、たたん…」


あれ、うまくできない…

もしかして私リズムとるの超絶下手だったの!?


「うぅ…」


今日は金曜日

明日は学校ないし、泊まり込みで頑張ることにした

因みに明日の夜も泊まるつもり

金曜日と土曜日はこれから泊まろうかなって思ってる


「タンタンタタ…おぶっ!?」


いっだあああぁい…!!!

顔面から綺麗にずっこけたんだけど!

漫画の世界どしか見たことないような転け方しちゃったよ!

私が一人でごろごろしてると、ドアの近く…

私が荷物を置いた場所に丁度保冷剤があった


「うぅ…痛いしうまくいかないし、心折れそう…」


保冷剤なんか持ってきたっけ?

まぁいっか


「…よし!走ろう!」


それから私は数十分間全力で走り続けた

あっ、死にそう

なんか頭もクラクラするし、筋肉痛がまだ治ってなくて痛いけど

でも頑張る!

まだやれるはず


ドンドンドンドンッ!!

「ひぎゃあああああああああっ!!!!???」


いいいい今、かかっ、怪奇現象が起きた!!!

ドアが一人でドンドン暴れてた!!

やばい泣きそう…

しかもここ学校だし、めっちゃ怖い…泣


「ぐすっ…りっちゃあ〜ん…」

コンコンッ

「りっちゃあああぁん!!…って、あれ…?」


ドアをよく見ると、下に何かあった

白い紙?

…ま、まさか


「呪い…?」


もう色々と怖すぎて私はすぐにりっちゃんに電話した

もうやだ…まだ死にたくないもん…


「りっちゃああぁん…お願いだから学校来て…」

『え?学校?なんでA学校にいるの?』

「泊まり込んで練習しようとしてて…」


急いで準備をしてる音が聞こえた

りっちゃん、本当にごめん…

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作者名:赤月 音 | 作成日時:2021年1月25日 9時

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