335話 ページ35
✩
「すごおぉ…!曲だ!!」
「そりゃ曲でしょうねェ」
「歌詞も素敵!」
「俺が考えたんだから当然でしょぉ…♪」
「ありがとうございます!!」
ついに私のソロ曲が完成したらしい
…ソロ曲?ユニット曲?
でも私一人だし、ユニットではないよね…
「AさんにもOriginal曲が完成したのですね!」
「おり…?あぁ、オリジナル曲!そ、そうですよ!」
後輩さんに助けてもらった訳じゃないからね…♪
…危なかった
私が心の中で胸を撫で下ろしていると、瀬名泉さんに手を出された
…手?
「お手じゃない。犬か」
「えぇと…?あっ!スマホですか!?」
「そう。ちょっと貸して」
「は、はい!」
何故かツボにはまった鳴上嵐さんたちは置いといて、私はすぐにスマホを渡した
すると、瀬名泉さんは何やら操作をしていた
何してるんだろ?
「…はい。これでAちゃんのスマホからいつでもこの曲を聴けるようになったよぉ。あとついでに俺の連絡先交換しておいた」
「…!?せ、瀬名泉しゃんの!?」
「そう、瀬名泉しゃんの」
「「ぶふっ…!!」」
「なっ…笑わないでくださいよ!」
ゲラゲラ笑う鳴上嵐さんと朱桜司さんにむすっとしてると、なんかもう良くなってきた
ちょっと恥ずかしいけど、楽しそうだしいっか…
「お手本を参考にして歌ってみな。それで分からないとこがあったら俺にちゃんと聞くんだよぉ」
「分かりました!」
「完成したらまず俺に聞かせること。ただしそれなりに自分が納得したと思うものを持ってくること」
「はい!」
よし!頑張るぞ!
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作者名:赤月 音 | 作成日時:2021年1月25日 9時