324話 ページ24
✩
｢さっきの問題難しくなかった〜？｣
｢本当にそれ！今度先生に聞きに行こうかな？｣
｢Aちゃんもそう思うよね！｣
｢…え？う、うん♪｣
やばい、全然話聞いてなかった
あんずちゃん達の視線が痛い…
｢なんか今日、元気ないね？｣
｢い、いや…そんな事ないよ〜｣
｢悩みがあるなら相談に乗るぞ｣
｢ううん。大丈夫だよ〜｣
すると、向こうでりっちゃんが見えた
鳴上嵐さんや朱桜司さん、瀬名泉さんも見える
みんな一緒にいるのかな？
｢んん？｣
｢…！｣
｢ふふっ…♪｣
私はりっちゃんと目が合った瞬間、湯気が出るんじゃないかってほど身体が熱くなった
昨日のことを鮮明に思い出しちゃう…
｢ははぁ〜ん、そういうこと…♪｣
｢あんず？どうかしたの？｣
｢凛月くんの事で頭がいっぱい？｣ﾎﾞｿｯ
｢えっ！？そそそんな訳ないでしょ！？｣
｢へぇ〜♪｣
うっ…
あんずちゃん、凄いなぁ
でも私は言えない
というか絶対に誰にも言いたくない
｢なになに？男子には内緒にするからお姉ちゃんに教えてよ〜♪｣
｢や、やだよ！｣
｢照れないでよぉ〜♪｣
りっちゃんを、そんな意味でかっこいいとか思ったなんて…
恥ずかしくて言えない！
昨日のりっちゃんはとにかくやらしかった
なのに格好良いとか思ってる私どうかしてる…！
｢ゆう〜くん…♪｣
｢ぎゃっ！明星くん助けて！｣
｢はぁ？あんた邪魔なんだけど｣
｢A、そんなに俺を見つめてどうしちゃったの…♪｣
｢うっ…｣
りっちゃんがずるい…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 31人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年1月25日 9時
