316話 ページ16
✩
｢昨日の生放送面白かったよ〜♪途中で寝ちゃったけど｣
｢ありがと〜♪あんなのよく聞いてられるね〜？｣
｢えへへ、二人の会話って不思議と自分も会話に参加してる気分になれるんだよね｣
おぉ、気づいてくれてたんだ
リスナーさんが考えてそうなことを口にすることで、まるで自分もそこにいるみたいに錯覚させる
…って、マネージャーさんに教えてもらった！
本当にこれ効いてたんだ〜♪
｢りっちゃんって凛月くんだよね？｣
｢うっ…うん、そうだよ。内緒にしてくれる？｣
｢もちろん！凛月くんがボケる度にAちゃんが僕たちと同じツッコミをしてくれるから、すごく共感できるんだよね…♪｣
｢二人ともおはよう。…む？最近まで敬語で話してなかったか？｣
｢おはよう氷鷹くん！｣
そういえば言ってなかった
私は遊木さんと一緒に説明した
｢二人ともお互いに恐れ多くて遠慮しちゃってるから、ためで友達感覚で話そ〜ってことになったんだ｣
｢もちろん今でも遊木さんのこと尊敬してるしため口で喋ってる自分が恐ろしいけど、遊木さんがそれを望むなら私はそうしたいんです…♪｣
｢って、Aちゃんは僕に。僕はAちゃんに思っててね〜？｣
｢ふむ…よく分からんが分かった｣
｢それ普通に分かってないよね！？｣
あの偉大な遊木さんが私に恐れる理由は分からないけど…
その気持ちを遊木さんも思ってるなら、私はお友達として喋ることを優先するよ！
尊敬の念を抱いてね…♪
｢はぁ〜、私ファンの人に怒られちゃいそう♪｣
｢僕もAちゃんのファンに…っていうか凛月くんに怒られそうだよ〜♪｣
｢…？？｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 31人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年1月25日 9時
