相談です ページ28
「これは絶対良い人だよな!」
「そ、そうかもね…」
なんで私にそれを報告してくるのかな…?
何でもいいけど、まさか真緒がここまで会いたがってたなんて知らなかった
なんか、罪悪感がすごい…
「はっ、そうだ」
「A?どうした?」
「その…ちょっとくま(くん)狩りに行ってくる」←
(嘘はついてません)
「トイレな!授業遅れるなよ〜」
真緒のことで悩みごとがあったら、あの人しか適任はいない
その人がちょうど前の席だからさっき分かったけど、まだ教室にいなかった
教室は真緒がいるし、ラッキーかも
「今日だけに決まってるでしょ〜…ふぁ、あふ」
「はい!朝練という概念を知ってくれただけで、司はとても感激しました!」
「ス〜ちゃん舐めてんの?」
「あの、ちょっといいかな」
「…俺?あんたが俺に?」
「うん」
私が相談すると、思ってたより素直に色んなことをOKしてくれた
「本当に助けてくれるの?」
「うん。俺は、約束は死んでも守るよ」
「死なれたら困るけど…」
「それで、ま〜くんが会いたがってる夜のあんたをどうやって忘れさせるか〜だよね?」
「うん。そう」
こんなに素直なのはさすがにおかしい、って思うのは失礼なのかな
…この人の普段の行いが悪いから仕方ない←
「俺がま〜くんを告らせるから、あんたは振って」
「え、振るの?」
「そう。ま〜くんは心に傷を負って、それどころじゃなくなるでしょ」
「まぁ、うん…そうだけど…」
「それとも何?まさか俺に頼み込んで来ておいて、やっぱり無しにしてとか言わないよね?」
「うん。言わない」
私と友達になってから真緒、眠たそうな日が多いし
きっと、私といると疲れるんだよね
すぐに安らかに眠らせてあげるから待ってて、真緒!
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作者名:赤月 音 | 作成日時:2020年1月27日 17時