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浮気者だそうです ページ26

凛月side

「ま〜くんならてっきり、喜んで泊まると思ってたのにな〜」

「人を変態みたいに言うな」

「事実でしょ?」

「違うからな!?」


家中を探し回って、Aの隠してる黒い部分でも見つけてやろうと思ってたのに

あ〜あ。残念だなぁ


「ま〜くんってAの連絡先知らないんだ。意外」

「お前なぁ、人のスマホ勝手に見るなよ。まぁいいけど…あ!そういえば連絡先聞いてない!」

「へぇ、珍しい」


恋には鈍感ってやつ?

セッちゃんみたい


「お前Aのこと毛嫌いしてるけど、どうしてなんだ?」

「…ま〜くんの馬鹿」

「は?どういう意味…待て待て待て!早まるな!!」


俺は部屋の窓を開けて飛び降りようとしただけ

俺の気持ちに気づけないま〜くんのほうが悪い


「ま〜くんは俺のこと弄んで楽しいんでしょ!!」

「窓開いてるのに大声で言うな!誤解されるだろ!」

「ま〜くんの浮気者〜!!!」←

「やめろおおおおおおぉぉ!!!!!」


何事かって顔で外にいた通行人に見られたけど気にしない

最近は本当に不良が沢山うろついてるんだねぇ


「あの絵…!」

「あの人と知り合い?」

「あの人は知らないけど、最近あの絵とよく似た服を着た人に助けてもらったんだよ」

「バイク持ちじゃないとこも、ひとりでふらついてるとこも周りの不良と何となく違う気がするねぇ」

「ちょっと行ってくる!」

「は?え、ま〜くん?」


こんな夜にひとりでふらつくアホはいないでしょ…

女なら余計に危ないだろうし

それってつまり、あの人がやばい人ってことじゃないの?

心配だなぁ…

ガトリング砲持っていこうかな←

知り合いだったそうです→←思ってなかったそうです



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作者名:赤月 音 | 作成日時:2020年1月27日 17時

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