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生徒会室で ページ2

「失礼しま…」

「おぉ、すまねぇ」

「こちらこそすみません」


生徒会室の扉を開けようとすると、どんぴしゃなタイミングで中から人が出てきた

ちょっと機嫌が悪い?


「鬼龍!まだ話は終わってな…うおっ!?」

「いたっ…」

「す、すまん。誰もいないと思って強く扉を開けてしまった。保健室まで付き添おうか?」

「いえ、平気です」


頭の後頭部がヒリヒリするけど、これくらい大したことない

それに、こんなことでいちいち保健室に行ってたらキリがないし


「ちっ、真面目すぎるんだよ」

「おい待て!…はぁ」

「何かあったんですか?」

「ちょっとな…」


変なタイミングに来ちゃったのか

朝から興味深いものが見れたかも。ラッキーかな


「それより、貴様は生徒会室に何か用でもあったのか?」

「あっ、そうでした」

「忘れてたのか…」


私は生徒会の人にプリントを配るように言われたことを副会長に伝えた

朝の生徒会室には、副会長と同じクラスの委員長だけがいた


「悪いな衣更。朝もこうして付き合わせてしまって」

「お気になさらず〜♪なぁAさん、教室まで一緒に行かないか?」

「うん。行こっか」


…誰だっけ←

忘れたけどまぁいいや


「それで、あいつちゃんと一人で学校来れるか心配なんだよ…Aさん?」

「え?あぁ、うん。いつもおんぶされてるもんね」

「そうそう。俺ってそんなに甘やかしてきたのかな〜ってたまに不安になるんだよ」

「大変そう…」

「まぁな。でも、俺には性に合ってるっていうかさ〜♪」


大変だけど、楽しいって顔してる

それは私も同じかな


「ちょっと分かるかも…♪」

「…お、おぉ」

決心したそうです→←日誌です



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作者名:赤月 音 | 作成日時:2020年1月27日 17時

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