焦燥する騎士【あんスタ】 (ページ49)

今日:2 hit、昨日:23 hit、合計:8,802 hit

否めないページ49

｢さがみ先生～｣

｢おっ、Aか。どうした？｣

｢私は一応賢い存在だからね。応急処置を学びたいな～って思ってたから、教わりに来た｣

｢意外と真面目だなあ｣

別に応急処置を学んだところで私は何もできないんだけども

雑学を覚える程度に知りたいかな～って

｢血が苦手って聞いてるけど、覚えて意味あるか？｣

｢ちょっと知っておく程度です。私は見た瞬間ぶっ倒れますからね｣

｢ていうかお前、ほんと不運だよな｣

｢本当にそうよ！おかげであれ以来ホラー見れないし推してたジシェも見れなくなって…｣

私が愚痴を零してると、さがみ先生はお酒を飲み出した

昼間っから飲んでいいの…？

｢内緒な｣

｢イケメンだったら惚れてる場面なのに～｣

｢いやいや。お前はイケメンでも惚れないだろ｣

そこは否めない

｢まあ、人間＝最低っていう方程式が頭にあるしね｣

｢でも、ここの生徒たちは本当にいい奴らばっかりだろ。呆れるほどにな♪｣

｢いや～、すっごい分かります。もし私が小さい頃こんな人たちばっかりだったら、こんなクソみたいな性格してなかったかも～なんて最近よく思います｣

｢ははっ♪｣

｢…｣