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スカッとジャパンかしら ページ36
｢無断で休むとか有り得ない｣
｢すみません｣
｢罰金として、今月は給料抜きだから｣
｢え…あ、あの。病院の人にこれ書いてもらっ…｣
私から紙を奪うと、店長はその紙を破り捨てた
う、うそ…
ばらばらになった診断書を眺めてると、鼻で笑われた
｢で、なに？｣
｢…｣
｢トイレ掃除してきて｣
｢…っ｣
｢返事は？｣
手を握りしめてると、突然頭に手が乗っかってきた
え？
｢診断書を破り捨てるとか有り得ないんだけど｣
｢っ…！？い、今のはただの紙切れで…｣
｢これ立派な犯罪ですよね。未成年を夜中に働かせた挙句、給料も渡さないとか罪に罪を重ねて大丈夫ですか〜？｣
｢っ…な、何なの！あんた、騙したわね…！！｣
｢俺たちは勝手に動いてるだけですけど｣
いつもより元気な朔間先輩と、凄く怒ってる瀬名先輩が庇ってくれた
な、なんでここに…
｢訴えてあるから、もうじき警察が来るかもねぇ｣
｢は、はんっ！そんなことしても、この子が働ける場所なくなるだけよ！？そっちが困るのよ？｣
｢この子今日でここ辞めるから｣
｢は？｣
｢そういう訳なんで、ご心配いりません…♪｣
にこにこの朔間先輩を見て、みるみる店長の顔が真っ青になっていく
パトカーの音がする
｢ちゃんと、全額返してあげなよ？クソ店長…♪｣
｢このっ…A！！！｣
｢っ…｣
｢あはは、負け犬の遠吠えとか聞こえな〜い♪｣
最後に私を睨む店長は、本当に人でも殺しそうなほど怖い目をしてた
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2019年4月25日 23時
