なんでお店って一人はやな奴いるんやろ ページ30
「お弁当…」
「げっ…あ、あ〜…疲れたなぁ〜」
「出せって毎回言ってるでしょうが!!」
「ごめんってばぁ…」
お風呂で叫ばないでよ…
私は悶々と考えごとをしていた
ひなたくんも、男の子だよね
「…」
…いやいや、そんな訳ないか
私そんなにモテる人じゃないし
「ね〜麗」
「ん?どうかした?」
「にこ〜♪」
「…は?」
めちゃくちゃ変な顔された
ていうか、可哀想そうな顔のまま哀れんだ目を向けられた
いや、私は普通なんだけど
「どう?可愛い?」
「あ〜はいはい、可愛い可愛い」
「てきと〜すぎない?」
「馬鹿やってないで寝なさい」
「は〜い」
男の子は笑顔に弱いらしい
ひとつ勉強になった
「あれ…」
「どうしたの?」
「なんか、給料いつもより少なくない?」
「…え?」
確認してみると、残業代が入ってない
「…」
「おかしいな…どうなってんだろ」
「多分、店長が変わったからだと思う」
「え?そうなの?」
私は最近店長になった人に、よく思われてなかった
若いから…とか何とか
そんなことを言ってた気がする
「…」
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作者名:赤月 音 | 作成日時:2019年4月25日 23時