今日:2 hit、昨日:11 hit、合計:2,791 hit
小｜中｜大
意味不明 ページ21
｢もらえません！｣
｢いいから黙って受け取りな！｣
｢いりませんってば！しつこいですよ！｣
なんでこんなにお金渡したがるの？
意味不明なんだけど！
お金渡しても瀬名先輩には何にも利益なんかないのに
｢ちょっと二人とも…｣
｢それじゃあ！受け取ってくれないなら俺と一緒に住んでよ！！｣
｢…｣
｢…あっ、いや、そういう意味じゃなくて…｣
…
私の頭が真っ白になってる間に、瀬名先輩はどんどん顔が赤くなっていく
遊木先輩なんか呆れた顔してるし
｢もういい｣
｢ちょっ、瀬名先輩！…お、に…｣
お兄ちゃん
そう言いたいのに、うまく声に出せなかった
結局は他人ってことか…
｢…｣
目が熱くなってくるけど、我慢する
泣き顔とか見られたくないから、私はその後すぐに教室を出た
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：赤月 音 | 作成日時：2019年4月25日 23時
