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天使？悪魔？お坊ちゃま！ ページ13
｢倒れたんじゃないの？｣
｢寝てただけですよ〜。さぁ、ちゃちゃっと終わらせましょう｣
｢上達するの早いね｣
｢ありがとうございます〜｣
空き教室で黙々と針仕事をしてると、可愛らしいお客さんがやってきた
ほら、天使だと思ったら悪魔なあの子ですよ
｢あんず〜♪｣
｢針持ってるから危ないよ｣
｢そっか！ねぇあんず、こんなのはその…誰だっけ？｣
｢Aですよ〜｣
｢苗字は？｣
｢完璧なシークレットさんで｣
…あ、やべ。これ答えじゃん
幸いなことに二人とも気づいてなかった
そんなどうでもいいことはさておき、あんず先輩と私への対応が天と地の差だなぁ
私はスッポンであんず先輩は月かな？
｢まぁいいや。Aに任せてボクのプロデュースして？お願い…♪｣
｢坊ちゃま、あまりあんずさまを困らせてしまってはいけません｣
｢うげ、弓弦来るの速いんだけど…｣
｢Aさまのほうが落ち着いていて品がありますよ。同い年なのに、悔しくないのですか？｣
｢品ならボクのほうがあるもん！｣
…いや、どうでもいいけど
早く衣装終わらせたい
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2019年4月25日 23時
