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6855話 ページ5

✩✩


「これが、私たちのデビュー戦だよ!」

「流星祭が、私たちの…」


今回の祭りの名前は流星祭

名前から何となく察したかもしれないけど、この祭りは流星隊がモデルになってるっぽい

なんで流星隊をモデルにしたのかは不明だけど…


「へ〜!流星祭って、ずっと昔に流星隊とか色んな人気ユニットが参加したお祭りの名前みたいだよ!」

「へぇ〜…あのValkyrieも参加してたんだ」

「でもなんで今さら?」

「さぁ…」


MessiahもMamも参加してたんだ…って…

私はひかちゃんと一緒に過去のライブ映像を見て驚いた


「ええぇ!?MessiahとMamが共演してたの!?」

「ぜ、全然知らなかった…ていうか、なんか揉めてない?」

「二人ともなんて言ってるんだろう?」

「ちっ、マイク拾ってよ」


高校生の頃のお母さんは、汗を流しながら必死に何かを訴えてる様子だった

なんて言ってるのか分かんないんだけど…

でも、よくない話なのは分かる


「君は凛月さんを、赤の他人を信頼しすぎている」

「「わっ!?」」

「そんな無責任な信頼ばかりしていると、いつか痛い目にあうぞ…だって」

「わ、分かるんですか?」

「うん。口の動きでね」


執事さんは急に後ろから、私たち二人に声をかけてきた

あ、あぁ…ご飯作りに来てくれたんだ


「ねぇ執事さん!これはなんて言ってるの!?」

「…あんまり、よろしくない言葉だ」

「な、なんて言ってるんですか?」


そんなこと言われたら、気になる…


「どうして君みたいな何もできない子が、選ばれてしまったんだろう。いっそ生まれてこなければよかったのに」

「…え?」

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作者名:赤月 音 | 作成日時:2022年11月8日 19時

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