四話 ページ4
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「こんにちは!嫌われ者くん…♪」
「っ…!?な、なに?ボクは何もしてないよ…?」
メモ帳に何か線を引っ張ると、その人はボクの手を取った
「私と一緒に来てくれる?」
「は?し、知らない人について行ったりしないからね」
「もちろん、一人じゃないよ」
「…坊ちゃまから手を離しなさい」
弓弦が背後をとっても、その人は全く怯えたりしなかった
な、なに…?
ボクの周りで、何が起きてるの…?
「私は君込みで話してたんだけどな?伏見弓弦くん!」
「…貴女は?」
「私はA!今、色んなアイドルを襲ってる誘拐犯です!」
「…?」
「_____…」
その人はボクの手を話すと、弓弦に何か囁いた
な、なんて言ったの?
「もう一度言うよ。私と一緒に来てくれる?」
「…はぁ、坊ちゃまに手を出したらすぐに首を飛ばしますよ」
「全然良いよ!そういう契約だからね」
「え、え?」
その人はボクに目隠しをすると、お姫様抱っこをしてきた
こ、こいつ力強い!
ゴリラみたいな腕力じゃん!
「ちょ〜っとごめんね」
「わっ!?」
「シートベルトして…安全確認よし!無免許だけど、出発進行〜!」
「はぁ!?こ、怖い怖い!どこに連れて行く気なの!?」
「今のはツッコむとこだよ!?お前免許持ってるだろ〜って!」
こ、こいつのテンション高すぎてなんか怖い…
高速でも走ってるのか、たまに耳がおかしくなったりしながらボクと弓弦は何時間も移動し続けた
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作者名:赤月 音 | 作成日時:2022年7月30日 14時