レポート30・何でもないでござる ページ30
衣更side
「っくしゅん!」
「おぉ、大丈夫か?」
「誰かが俺の話をしてる気がする…」
それは…多分あの子たちだろうな
扉を開けると、びっくりなことに瀬名先輩と月永先輩がいた
「帰国してたんですね。お久しぶりです」
「久しぶりだな〜!マ〜クン!」
「は?ちょっと月ぴ〜、ま〜くんって呼んでいいのは俺だけだから」
「うぅ、おれは真似しただけなのに…!」
真似?
ファンがそう呼んでたとか?
にしても、ま〜くんか…
「なんで照れてんの」
「いだっ!?おんぶしてやったのにつねることないだろ〜?」
「ま〜くんのお仕事だから、おんぶは義務です♪」
「何だそれ。俺は良いけどKnightsに迷惑かけるなよ?」
「は〜い…♪」
なんか、久しぶりだな
最近は凛月ともこういうやり取りをしなくなった気がする
「ねぇ月ぴ〜。さっきまで誰といたの?」
「ん?友達!いや、親友?う〜ん…仲間だ!」
「れおくんにお友達いたんだ」
俺は凛月の言葉で、つい足を止めた
「A…じゃなくて、こほん。女性の匂いがしたから」
「…!?」
「誰って言った?ごめん、聞こえなかった!」
「ううん。聞こえなくてよかった」
「(な、なんでだよ凛月!?)」
月永先輩とAちゃんが仲間?
しかも、凛月は知らないのか?
Aちゃんって実はアイドルに結構知り合いがいるのか…?
「衣更殿?壁にへばりついて修行でござるか?」
「え!?あ、あぁ仙石か!」
くそう、もうちょっと聞きたかった…!
「(Aちゃんって一体どんな人なんだよ…!!)」
「どうしたんでござるか?」
「な、なな、何でもないござる…」
「パニクって語尾が一緒になってるでござるよ!?」
ラッキーアイテム
りっちゃん
227人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:赤月 音 | 作成日時:2022年3月8日 8時