レポート20・うさぎのここちゃん ページ20
Aside
「あっ、凛月くんおかえ…」
「ただいま帰ったぞい…♪」
「ぞ、ぞい?」
おじいちゃん言葉が今の流行りなのかな?
そっか、知らなかった…
「零さんはいつも流行の最先端をいきますね!」
「何やら勘違いしてそうじゃが…まぁよい」
「お邪魔してるぞい…♪」
「おぉ、なかなか可愛いぞい♪」
ふふっ、あのきっちり零さんが優しく見える
零さんとお話してると、凛月くんも帰ってきた
二人とも家に寄ってくれるなんて…!
「凛月くん!おかえりぞい♪」
「?ぞいぞい…♪」
「…おいクソ兄者。Aに何教えたの」
「くっ…!?り、凛月くん!お下品だよ!」
「ごめんねA、お下品な物を今から片付けるから」
零さんは綺麗だよ…
こういうやり取りは苦手だから、私はうさぎのここちゃんを撫でながら黙ってそれを聞いた
「お〜いおいおい…凛月や、酷いぞい」
「なんで家に帰って来てんの?寮に戻りなよ」
「凛月こそ、最近よく寮に戻るのが遅いと聞いておるぞい」
「は?なに、説教?」
あんまり、こういう会話は好きじゃない…
私はここちゃんと一緒に隅っこへ避難することにした
ここちゃんはもふもふだね〜♪
「隠さなくてもよかろう。それとも、どうしても知られたくない理由でもあるのかえ?」
「…何でも良いでしょ。俺の勝手なんだから」
「影片くんも心配しておる」
「ふんっ、余計なお世話なんだけど」
「あっ!」
こ、ここちゃん!?
賢いはずのここちゃんは、空気を読まずに二人の周りをぴょんぴょん走っていった
「「…」」
「ご、ごめんなさい…」
「…可愛いのう♪」
「はい!」
そっか、ピリついた空気を察してここちゃんは走ったんだね
やっぱりこの子は賢いな〜♪
私はめいっぱいここちゃんを可愛がった
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りっちゃん
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作者名:赤月 音 | 作成日時:2022年3月8日 8時