今のうちだそうです ページ7
衣更side
「ちょっとだけ奮発しておくわね…♪」
「やった!ありがとうございます♪」
目を輝かせて可愛すぎる…!!
あぁっ、守りたいこの笑顔!
俺が心の中で大暴れしてると、Aはクレープを口元に近づけてくれた
「真緒、ひと口食べてみない?」
「おう!いただきま〜す♪…んん!うまいぞこれ!」
「本当にね!…んん、美味しい〜♪」
おおおおお俺が食べたとこを、今普通にぱくって食べたぞ!!!??←
関節キスのかの字にも気づいてなさそうな顔で、Aは幸せに満ち溢れていた
「うおっ!?やべ、中身出てきた!」
「ティッシュあるよ。ふふ、慣れてないとクレープって食べずらいよね」
「そう言うAは綺麗に食べるよな〜。さすがプロ」
「私はまだまだ半人前だよ」
自分から言っておいてあれだけど、クレープ界には一人前とか半人前ってあるのか?
作る人なら分かるけど、食べる人にあるのか??
俺がティッシュで手についたケチャップを拭きながら悶々と考えてると、バイクの音が近づいてきた
「リア充どもが夜にイチャイチャしてんじゃねぇぞ!」
「クレープ食べてる自分可愛いってか?はは!」
「お前ら…調子に乗ってられるのも今のうちだぞ!」
「うんうん」
「あははは!ガキが何言ってんだよ!」
こいつらも可哀想だな
半分同情しながら、俺は堂々と言ってやった
「頑張れ!A!」←
「任せて…♪」
「「お前じゃねぇのかよ!!!!」」
まさかこんな奴らにツッコまれる日が来るとは思わなかった
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作者名:赤月 音 | 作成日時:2021年6月14日 16時