手を出したかもしれません ページ11
「あ、あんずちゃん!」
「Aちゃんおはよ〜!どうしたの?」
「真緒が壊れた!!」←
「…えっ」
ま、真緒がおかしくなった…
私は真っ青になりながらあんずちゃんに相談した
「ま、真緒…ついに、薬に手を出したかも…」
「ええぇ!?」
「そうとしか考えられない…確かに、目は普通だったけど、でもいつか真緒も中毒になって…」
昔いた友達を思い出して、私は凄く悲しい気持ちになった
「言いにくいけど…単純に、勇気を出したんじゃない?」
「いやいや、真緒はそんなことしないよ」
「う〜ん…」
「…A先輩」
ん?
同じクラスの女の子に、なんでか声をかけられた
「A先輩は、どうして生徒会長と付き合ってるんですか」
「ちょっと!?」
「どうしてって…その、好きだから?」
「「ピュアだ…!!」」
逆にそれ以外にあるかな…
こんな私を知っても、失望しないでいてくれた真緒だから
「こんなにピュアピュアなのに…!あんな鈍感男と付き合ってるのもったいないですよ!」
「なんかグミみたい」
「ぶふっ…!」
「笑ってないであんずからも何か言ってやってよ!生徒会長と仲良いんでしょ!?」
なんで怒ってるのか分からないけど…
でも、私が顔を何となく覚えてる程度には仲良くしてくれてるし
優しい子なのは知ってる
「あはは!グミみたいって…♪」
「ふふ…Aちゃんが言うと余計にツボ…♪」
「もう!この教室にはゲラしかいないわけ!?」
「…」
皆して、何でそんなに笑ってるんだろ
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作者名:赤月 音 | 作成日時:2021年6月14日 16時