【募集企画】君影荘日誌 〜小説〜 その２

第56話…蓮&向日葵 ページ8

色々すんだし、少し勉強しますか。

「向日葵〜勉強するけど一緒にする？」

来るかな？来ないかな？

「いいよ〜ついでだから漢字と歴史教えて。」

ですよね〜
向日葵は、古文や短歌にはめっぽう強いんだけど、漢字や言葉使いにはすごく弱い。
そして、なんといっても、社会の歴史が壊滅的に苦手だ。
僕は結構得意だけど。
かわりに音楽とか美術とか苦手なんだよな……
そもそも、絵描くの苦手だし。
レオナルド・ダ・ビンチとかの作者覚えるのは得意なんだけどな……
実技がダメなだけです。

そういや、日常生活で全く使えない、いや、使い道のないこの能力。
一体何年使ってないかな……
まあ、今気にしてもあれだし。

「じゃあ行こう。」

そして、僕は向日葵と僕の部屋に勉強しに行った。

「到着！」

着いて早速、中に入って、机に向かった僕に対して、向日葵は、何故か別のところにいる。

「向日葵、勉強するんじゃなかったの？」

ためしにそう聞いてみた。

「うう、やっぱりそう来ますか。よし、やろうか。」

早速、ドリルを開いて見た瞬間、向日葵が目をキラキラ輝かせていた。
まあ、百人一首の作者さんがでてくるんだもんね。
紫式部さんとか天智天皇とか。
百人一首好きだもんな……
後半の問題見てすごくテンション下がったけど。

ちなみに僕の方は、理科の勉強で、科学者の名前がたくさん。
こういうのは得意だな。

ドリルの内容はこんな感じだよ。

1.てこの原理を発見した科学者は？
A アルキメデス

さあ、このまま進めていくか。

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ちわーす！柊沢花月(ひいらぎさわかげつ)です！
あ、これ定番の挨拶なんでおきになさらず。
私の作品によく出てくるので。
この、君影荘日誌では、東蓮(あずまれん)と日向向日葵(ひゅうがひまわり)という二人を使わせていただいております。
どうぞよろしくお願いします！

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