第三十三話 いざ出陣！！ -2- ページ34
『さて。全員、集まった…よね、うん』
歌仙「大丈夫かい？さっきも確認したが…」
『はは…大丈夫大丈夫です、大丈夫…』
いやもう本当は心臓ドッキドキ…隣の三日月のせいなんだけどね
山姥切「はぁ…主がこんなざまとはな」
鶴丸「まあまあ。そろそろ行こうじゃないか」
『…はい、では。これより出陣する』
すると聞こえてきたのは踏切の音。
ここの本丸の出陣ゲートは踏切。中々に前の主はいいセンスをお持ちのようで個人的に気に入っている。
踏切、つまり線路があるわけだ。一面は向日葵たちが咲き誇っている。
山姥切「第一部隊、出陣！」
踏切を六人が一斉に渡る。その瞬間、電車が通り過ぎる。過ぎて電車が通った風を感じるころには向こう側に渡った六人の姿はない。
まあ私は部屋からモニター越しなんですけどね！
『はい。こちら主、そっちの状況どうぞ』
山姥切「…第一部隊、無事に本能寺に着いた…」
やっぱり不機嫌山姥切。略してふきんば！！！
山姥切「おい今ふざけたこと思ったんじゃないだろうな？」
『いえ？ちゃいます』
山姥切「その口調からふざけてるだろ！」
光忠「山姥切くん、落ち着きなよ」
貞宗「そうだぜ、まんばちゃん！」
山姥切「…とりあえず今回の出陣内容を整理する」
『本能寺。皆は何回かは行ったことあると思うし有名な話だから知ってると思う。だから簡単に説明します。織田信長が死んだとされる本能寺。時間遡行軍の狙いは織田信長を活かそうとしていることが推測』
鶴丸「それを阻止すればいいんだな」
『そう、なんだけど…』
光忠「ん？」
『時間遡行軍はまだここには来ていないのをこちらで確認しているので出来れば城内には侵入させないように倒してほしい。この本能寺は大太刀がよく出没しやすいから注意。そして無理はせず帰還していただきたい』
これは本当に切実に思う。折れてしまうのは本当に……
山姥切「何かあったら連絡する」
それで通信は一時的に終了。
『…まあ、なんだかんだ言って皆に優しい山姥切がいるから大丈夫だと思うけど…』
こんのすけ「きっと皆さん無事に帰ってきますよ！」
『うん。信じることも大切なんだけどね』
一つのデータを睨む。時間遡行がやたら本能寺に出没しているのが妙に引っかかる。
『厄介なことにならなきゃいいんだけど…』
こんのすけ「どういうことです？」
『何回も同じところに敵が出没すると歴史に関与しすぎて例えその時に敵を阻止しても少しずつ歴史が変わっていくことがある』
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稲森(プロフ) - 時雨さん» 初めまして！コメント、誤字の報告ありがとうございます！ご親切に押してくださって嬉しいです。こんな感じで誤字も多いかと思いますがこれからもよろしくお願いします！ (2020年6月4日 14時) (
レス) id: 17ab3ec999 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 夢主の性格が好きです（≧∇≦） (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 誤字らしきものを見つけましたのでお知らせしておきますね(*^^*)第１３話の最後の行で、「短期は損気」と書かれておりますが「短気」の間違いだと思います(*^_^*) (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：稲森 | 作成日時：2020年5月28日 11時
