悲しい話 ページ13
貴女side
ギギギ…
貴女「この艦の操縦…ユージンか…」
強い振動…
一体どんな操縦をしているのやら…
部屋のパソコンから外の様子をモニターに映した。
…昭弘と相手の
何なの?何が起きてるって言うの?
リュウ「昭弘ともみあってる
貴女「嘘…あのままじゃどっちかが死んじゃうよ…」
ずっと揉みあったままだ。
一体なにを話してるの…?
モニターを開いたまま、通信システムにアクセスし、グレイズの通信をキャッチした。
?『家族ってなんだよ?』
昭弘『なっ…』
?『…兄貴、あんたと父さんと母さんとそれだけだったよ。俺の家族は』
貴女「昭弘の弟…?」
昭弘『昌弘…』
昌弘『俺があんたのことを待ってる間、一人だけいい目にあってたのかよ!』
昭弘『…!』
昌弘『やっぱあんたは俺を捨てた』
昭弘『違う昌弘!俺は…』
昌弘『あんただってさ、今に分かるよ』
昭弘『お前…』
聞こえてくる二人の話…
物心ついた時にはいなかった私はリュウしかいなかったから“親がいる家族”というものがよく分からないけれど…
二人の話はとても悲しい話に聞こえた。
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作者名:美歌 | 作成日時:2016年5月12日 0時