【鉄血のオルフェンズ】鉄華団の元情報屋の少女Part2 【完】

言われたくない ページ12

貴女side




いつも組織の大人達に



“泣かない双子”



“命令を確実にこなす情がない双子”




そして一番は“ロボット”呼びだ。




“情がない双子”と言われるが、笑ったり怒ったり出来る。




ただ泣けない。




泣けないというだけでその呼び方だ。




でも私達姉弟そう呼ばれてもは傷つかなかった。




リュウ「…A？」




貴女「あっなんでもないよ。ちょっと昔のことを思い出してたの」




リュウ「昔？」



貴女「私達が“泣かない双子”とか“命令を確実にこなす感情がない双子”とか“ロボット”って呼ばれていたときのことだよ。」




リュウ「でも、今なら泣けるかもしれない。」




泣く…か…まだ私達は物心がついてから一度も泣いたことがない。




…分からないよ。




分からない…




リュウ「気にしすぎ、そこがAの悪いとこだ」




貴女「そうだね。…ごめん」




私にはみんながいる。




私はもう“情がない”とか“ロボット”とか言われたくない。

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