廿陸 ページ27
あれから1週間がたったある日の事
突然安倍の携帯が鳴る
確認すると芦屋からだった
安倍「なんだ?」
芦屋「あ、安倍さんですか?
実はその…「芦やん変わって〜変わって〜」
あ、フッシーと変わります」
伏見「アベノーン。今年も写真部の合宿来な 安倍「行かない」
芦屋「断るの早!!ちょ、フッシー変わって!」
伏見から携帯を貰うと小声で話す
芦屋「実は今度行く写真部の合宿先、Aが住んでる町の近くらしいんですが…行きませんか?」
安倍「何でお前がそんな事知ってんだよ!?」
芦屋「多軌ちゃんとメル友なので、Aの現状報告とか良くメールされます」
芦屋の一言に安倍は自分も聞いておけば良かったと少し後悔した
芦屋「まぁ安倍さんならモノノケ庵で行けば、会えるんでしょうけど…安倍「行く」え?」
安倍「行くつってんだろ。いつだ?」
芦屋「それが明後日らしいです」
数秒無言になるとわかったといい電話を切る安倍
伏見「アベノンどうだった?」
芦屋「あーうん、来るって」
嵯峨「よかったー。一人急に熱出すもんだからどうしようかと思ったぜ
なら明後日なー」
伏見、嵯峨と別れ家路を歩く途中芦屋は疑問に思っていた
芦屋「(何で安倍さん、急に行くなんて言ったんだろ?モノノケ庵で行った方が確実に会えるのに)」
明後日
集合場所に行くと不機嫌な顔の安倍がいた
バスに乗り込み芦屋は安倍に小声で話しかける
芦屋「何でそんなに怒ってるんですか!なんかあったんですか?喧嘩でもしたとか?」
安倍「いや、その逆だ。何度行ってもアイツ居ねぇんだよ家に」
それは単に時間的な問題ではと問うと
安倍「夜21時にどこほっつき歩くんだよ
ご丁寧に布団は敷いてる癖に窓の鍵は開けっぱなしどう考えても妖怪絡みだろうが」
困った様に納得してしまう芦屋に対し
頭の血管が今にも切れるのではないかと思うくらいイライラしている安倍
安倍の不機嫌さにバスの中はなんとも言えない空気が流れていたとか
伏見「なんか冷房効き過ぎじゃない?」
嵯峨「フッシー違うよ、そして触れてやるな」
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、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年8月7日 22時) (レス) id: 7cb5057192 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シェリー | 作成日時:2018年8月7日 22時