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廿伍 ページ26

『あれ?花繪は?』

安倍「あ?帰った。もういい時間だしな」

それもそうかと思う
時計は22時を回っていた


『どうしたの?』

安倍「いや、凹んでねーかと…」


安倍はきっと先程までしていた名取とのやり取りの事を言っているのだろう


安倍の前に正座すると少し悲哀な表情を含んでいた

『前も言われたことがあったんだ
あの時は私のせいで名取さんも危険な目に合わせてしまったし。名取さんは妖を憎んでいる
でも、名取さんが私の事を心配して言ってくれているのは分かってるよ
名前を返した途端に襲って来る妖だっているから
全部が全部良い悪いなんて言えないのも…

でも、私には妖達が見えているから助けられるのなら助けたいんだ

ただそれだけだよ』


その言葉に芦屋が立法にクビにされかけてた事を思い出す

安倍「似てんな……芦屋と」

『そうなの?』

安倍「アイツはアホで問題児だが
考え方も感じ方も似てるよ
なぁA
お前さえ良ければ俺の奉公人にならねーか?」

『奉公人ってモノノケ庵の?』

安倍「あぁ」


Aは少し考えた後首を横に振った

『妖も幸せに暮らせるのなら
強制的に祓うんじゃ無くて、その子の為に何かしてあげたい
でも、ごめんなさい。
奉公人にはなれないよ』


安倍「理由を聴いても?」


『祖母が禁術って知らなかったとしても、名を奪って縛るのは
妖にとってはとても許されるモノじゃない
そんな人がモノノケ庵の奉公人なのはダメだと思う

それに私は妖を寄せる体質なの
貴方達まで巻き込みたくない
だから……協力者って言うのはどうかな?』


安倍「協力者ねぇ〜まぁ……それで良いか
よろしく頼むよA殿?」



納得はしていないが了承する安倍


こうしてAには新たに祓い屋の知り合いができた






_____
ついに名取さん登場!

話も切るに切れずダラダラとなってしまい申し訳ありません

これからもよろしくお願いします!

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設定タグ:不機嫌なモノノケ庵 , 安倍晴齋 , 夏目友人帳   
作品ジャンル:アニメ
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- オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年8月7日 22時) (レス) id: 7cb5057192 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シェリー | 作成日時:2018年8月7日 22時

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