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二学期の中途半端な時期に、転校生が来た。


「柊木(名前)です」


柊木と言う、額から目にかけて痣がある少女だった。


「やっべー!女子キター!!」


彼女の額を見て、クラスの皆がざわつき始めた時、西村がそう叫んだ。
在り来りな、好きな色は何色ですかー?と転校生に聞きクラスメイトの笑い声を響かせた。


「…緑、かな」


柊木は口元に人差し指を当て、静かに笑った。
彼女の名前が、発音が違うだけで柊と同じだなと思い窓の外に目を移した。
紅葉(こうよう)が目立つ木々、落ち葉がはらりと風に揺られる。

指定された席へと向かう柊木は俺の隣を通る。その時、ふわっと、金木犀の匂いが鼻を掠めた。執筆状態:完結













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作者名:yu-kun | 作成日時:2023年4月11日 6時

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