廿壱 ページ22
『!!
……名取さん?
離してくれませんか?』
名取「いや」
『いやじゃないですよ、暑いんですけど…』
名取の腕から離れようと必死に抵抗するがそこは男女の差
ビクともしない
妖であればパンチして逃げられるが
名取は人間の為それは出来ない
観念して好きなようにさせようと決めた時
誰かに再び引っ張られ目の前が真っ暗になる
名取「おや?君は誰かな?」
Aは顔を上げると
安倍「はじめまして、安倍と申します」
安倍の腕の中にいた
『晴齋?どうしてここに…』
Aの問いに安倍は睨みをきかせる
安倍「一人でフラフラと何やってんだよ!
また凶暴な妖に襲われるぞ!
俺もいんだから声かけろよな!」
Aの頬を両方から引っ張る
『いひゃいへふよ(痛いですよ)』
安倍に頬を引っ張られていると
名取に手を引かれ態勢を崩すA
『ひゃ!』
安倍/名取「「しま!」」
後ろに倒れると思っていたら両方から支えられていた
安倍/名取「「大丈夫か(かい)?」」
『だ…大丈夫です……
なので二人とも離してください』
安倍/名取「「断る/嫌だ」」
タイミングの良い二人に仲良しだなーっとボンヤリ思っていると再び言い争いを始めた
『…はぁ…うるさいです』
ポスっと二人の頭にチョップを入れるA
Aのチョップと怒った表情に二人は言い争いをやめた
『はぁ…
名取さん、こちら祓い屋をしてる
モノノケ庵の安倍晴齋さんです
晴齋さん、名取さんも祓い屋です』
名取「なぜ私だけフルネームじゃないのかな?A」
『だって、貴方俳優でしょう。晴齋さん、名取さん知ってます?』
安倍「いや…現世の情報には疎くてな…だが祓い屋の名取家なら聴いたことがある」
名取「君さっきモノノケ庵って言ったかい?」
名取は冷たい目線で安倍を見る
名取「妖を隠世とかに祓うという、変な祓い屋か」
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、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年8月7日 22時) (レス) id: 7cb5057192 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シェリー | 作成日時:2018年8月7日 22時