屋上-1 ページ23
あっという間に放課後が来て、私は屋上に居た。
もちろん、監視カメラやボイスレコーダー、盗聴機などは麗奈にばれない程度、大量に設置されている。
……こんなものどこから用意したんだろう…
と、とりあえず屋上近くの教室に悪女対策グループのみんなは待機している。
悪女が何かを起こしたら、近くに居たから急いで来たという設定で駆け付けてくれる。
すると、ガチャリと重苦しい音が鳴った。
麗奈「…どうも、」
『…どうしたの、麗奈ちゃん。何か困ったことでもあった？』
麗奈「…そうですね…でも、今から無くなるので。」
『麗奈ちゃん…？』
私の迫真の演技で麗奈は何も疑わない。
手に持っていたのは私がライブの小道具作りに愛用しているカッター。
それを手首に押し付ける。
…えっと、…リ…スカ…かな…？
てっきり腕に突き刺すと思っていたら…しかも、麗奈の普段は萌え袖で見えない手首にはそのような痕がたくさん見える。
立ち尽くす私を横目に、麗奈は自分のスカートにカッターを突き刺して座り、大声で助けを呼んだ。
しばらくして、ばたばたと走る足音が聞こえた。
勢い良く扉を開けて入ってきたのはたくさんの人達。先頭には悪女対策グループのメンバーが居る。
ざわざわと声が上がるなか、悪女対策グループのメンバーが発生練習で鍛えた声量で声を上げた。
麗奈の味方の無名なアイドル達はその声に負けてしまう。
零「どうしたんじゃ、二人とも。」
薫「そうだよ、何があったの？」
泉「さっきいじめとか言ってる奴居たけど、プロデューサーのAがそんな事するわけないよねぇ〜？」
『じ、実は…』
麗奈「あのっ、A先輩が…」
言おうと思っていたセリフをとられて、このままだと麗奈の舞台になってしまう。
そんな時、一人声を上げた人が居た。
…高い声は、良く通る。
あんず「A先輩…！！それに…魅蔦麗奈ちゃん？…って、麗奈ちゃんどうしたの！？手首、その…痕だよね…！？」
麗奈「こ、これは…A先…」
あんず「まさか、A先輩これを止めていたんですか！？」
あんずちゃんナイス！！
何も言えなくなった麗奈は、立ち尽くすばかり。
そんな所に、生徒会が来て後の事情聴取をすると宣言し、今日の騒動は終わりとなった。
続く (更新停止中)
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安眠豆腐 - 本当にあんずちゃんナイス！！！悪女対策グループとか本当に面白すぎますWWWこれからも頑張ってください！ (2019年12月31日 23時) (
レス) id: e0357d705f (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - あんずちゃんナイス！！！！ほんとあんずちゃん好きだよ！！！はぁ…安心して膝から力抜けた…wこれからも頑張ってください！応援してます。あ、無理だけはしないでくださいね。相談とか聞きますし。本垢の方になりますけどw 続き待ってまーす！ (2018年8月26日 13時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
アザミ - とっても面白い作品です。続きとっても気になります！応援してますね♪ (2018年7月13日 23時) (レス) id: e3d2285b8a (このIDを非表示/違反報告)
夕月 刹那(プロフ) - 涙雨さん» 返信遅れてすいません、、。では有難く使わせていただきますね！ (2018年1月4日 17時) (レス) id: 9d9ff76dfd (このIDを非表示/違反報告)
涙雨 - 夕月 刹那さん» ありがとうございます！宣伝嬉しいです、OKです〜(*´-`)コメント機能初めて使うので上手く返信できてなかったらすみません(・・;) (2018年1月1日 1時) (レス) id: 1a8f5122c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明治乃とばり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Ruiu-Ruu/
作成日時：2017年10月22日 21時
