【あんスタ】プロデューサーは今日も自由です!

はじまり-2 ページ3

『失礼しま〜す、何かご用ですか〜？』

私は職員室のドアをおもいっきり開けた。
呼び出した本人(椚せんせ〜)はどこだ。

あんず｢A先輩！こっちですよ！｣

相変わらず可愛いのは２年の星崎 あんずちゃん。
あれ？あんずちゃんも居るっていう事はプロデュース関係の用事かな？

椚｢遅いですよ夜鼓さん…何回呼び出したと思ってるんですか？｣

『いやあ、まあ…ごめんね？椚せんせ〜。』

椚せんせ〜は私に怒ってもあんまり効果無いって知ってるからそんなに怒らないって分かってるけど、あんずちゃんがちょっと慌ててる可愛い。

あんず｢え、えっとそれで、呼び出したのって…｣

椚｢あぁ、その事ですね。実は明日からプロデュース科の生徒が一人増える事になったんです。｣

あんず｢それって、女の子が増えるって事ですか！？｣

椚｢そうなりますね。夜鼓さんの後輩で星崎さんの同級生…２年Ｂ組への転入となります。
そこで、あなたがた二人にはプロデュース指導をお願いします。｣

『うわ、めんどくさいな…』

あんず｢A先輩…い、一緒にがんばりましょうね！｣

うーん、あんまり気乗りしてないけど…あんずちゃんに言われたらしょうがないなぁ…

『わかったよ〜、あんずちゃんが言うなら。』

椚｢では、よろしくお願いしますね。｣

あとで椚せんせ〜に聞いたけど、その子は他県の公立高校から来るみたいで…なんでそんな所から…って思ってたけどなんか事情があるらしいから聞かないでおいた。
空気の読めるAちゃんえらい。

私としては性格に難アリとかそんなんじゃなければ良いんだけどね。
回りに居る人がキャラ濃いからわからなくなりそうだけど、いかにも自分は主人公だー、みたいなわがままな感じじゃなければ良いよ、本当に。
そもそも、そんな性格で校内に侵入したり私達プロデューサーに嫌がらせをしてくるようなファンが居るからそれが怖いんだ。

……朝から軽音部室で寝れないし、明日が不安だなぁ。

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