和の心のワケ ページ39
和side
夕飯も食べて、お風呂に入って就寝の時間。
俺の部屋で智兄と寝る。
俺がベッドでその床に智兄が布団敷いている。
寝る前に薬も飲んだし後は眠くなるのを待つだけ。
智「雅紀ともゲームしたんでしょ？良かったじゃん」
智兄が俺の布団に入ってきて今日あった話をする。
雅兄受験生で予備校ばっか行ってるからなかなか家にいないんだよね...
だからああやってゲームを一緒にしたのもすごく久しぶりだった。
楽しかったなぁ。
『和強すぎ！』ってズバズバ言葉を吐きながら色々言っていた(笑)
勉強していても雅兄は雅兄だから何も変わってなくて安心したわ。
「翔兄もやったけど...ん...」
智「和には勝てないよ〜誰も。翔なんてあんまゲーム得意じゃないじゃん(笑)」
思わずその言葉で頬が緩む。
だんだんと身体がふわふわとする感覚に。
怖くて智兄の手を握ったら握り返してくれて、そっと背中も擦ってくれていた。
「っ...」
よく眠っていたはずだったのに。
顔が見えない黒い人影にひたすら追い掛けられた夢を見てパチッて目が開く。
あれは夢、そう、夢。
何度も現実じゃないって言い聞かせても忙しく動く心拍。
でも、いくら深呼吸して寝ようとするとフラッシュバックかのごとく思い出す夢。
夢を見たくない、ずっと。
智兄が寝ているのを確認してそっとベッドの足元から降りた。
みんなにバレないように階段をそっとそっと歩く。
ようやくリビングに到着して探している物を探す。
きっと俺がこんな状態だから薬なんて隠されているはず。
だからいくら探してもないはずなんだ。
でも、もしかしたらまだ隠されていない...いや、正確的には誰も知らないここならあるんじゃないかなって。
「...やっぱり」
台所の食器棚に入っていた缶。
普段は俺が食べたいお菓子が入っている。
でも中敷きの下にある複数の薬のシート。
夜中にゲームしていると寝れなくなるからドラッグストアで睡眠薬を買っていた。
もう、これでいいんだ...
これさえ飲めば夢なんか見ない。
そう信じて缶に入っていた薬を全て飲んだ。
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Lima(プロフ) - にのさん» にのさま。リクエストありがとうございます。少しお待たせしてしまうかと思いますがご理解よろしくお願いいたします。 (2020年4月10日 7時) (
レス) id: 6eeb74dded (このIDを非表示/違反報告)
Lima(プロフ) - kazu0617さん» kazu0617さま。リクエストありがとうございます。少しお待たせしてしまうかと思いますがご理解よろしくお願いいたします。 (2020年4月10日 7時) (レス) id: 6eeb74dded (このIDを非表示/違反報告)
Lima(プロフ) - nanakun0124さん» nanakun0124さま。リクエストありがとうございます。少しお待たせしてしまうかと思いますがご理解よろしくお願いいたします。 (2020年4月10日 7時) (レス) id: 6eeb74dded (このIDを非表示/違反報告)
Lima(プロフ) - nanakunhimeさん» nanakunhimeさま。リクエストありがとうございます。少しお待たせしてしまうかと思いますがご理解よろしくお願いいたします。 (2020年4月10日 7時) (レス) id: 6eeb74dded (このIDを非表示/違反報告)
Lima(プロフ) - あんりさん» あんりさま。リクエストありがとうございます。少しお待たせしてしまうかと思いますがご理解よろしくお願いいたします。 (2020年4月10日 7時) (レス) id: 6eeb74dded (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lima
| 作成日時：2020年3月13日 22時
