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story8 ページ10

金田一君には断られてしまった。うん、でもお礼はするけど。


とりあえず国見君の言葉を待った。

国見君は少し考える素振りを見せてから、私と目を合わせて言った。


国見「じゃぁ、AさんのLINEください」


金田一「えっ」


『えっ』



私が驚いた声を上げると国見君は「…だめなんですか。」とちょっとしょぼくれたように言った。


『あ、ううん。なんかあんまり名前で呼ばれたことないからちょっと恥ずかしくて//…あ、あとお礼だけどそんなのでいいの?』


と私が言うと国見君はなぜか照れたように「はい。」と言った。


話していると時間はあっという間に経つもので。


金田一「…あ、もう見えましたね。あそこです。」


と言って金田一君が指を指してくれた方を見ると、確かに前来た青葉城西高校が建っていた。


『!二人ともほんとにありがとう。助かりました。』


そう言うと、一度止まって、『あ、国見君。LINE、交換しよ?金田一君も!』と言った。


金田一君も照れながらもLINEを交換してくれた。じゃないと、お礼の連絡できないもんね。
そうして、LINEを交換したあと、私はさっきの国見君のようにいたずらっぽく笑うと、


『もう、さすがに迷わないから大丈夫だよ。ありがとね。』


と言った。国見君は驚いたように、でも笑いながら「はい。それじゃぁ。」と言ってくれた。


二人にもう1度お礼をいいながら挨拶をして別れると、目の前の青葉城西高校に向かって走った。


そして、校門手前まで来た時…


?「岩ちゃん!従兄弟ちゃんと連絡繋がったの!?」


岩泉「だから繋がんねえって言ってんだろ、クソ川!」


?「理不尽!!」


…そんな会話が聞こえてきてどうしようもなく安心した。


もちろん、国見君達のおかげでここまで来ることは出来たけど暗い中はじめ兄と会えなくなるって思った時は不安だったのだ。


自然とまた目が潤むのを堪えて、ギャーギャー騒いでいる二人の背中に無意識のうちに走り出していた。


そして…


岩泉「!?うおっ!?」


大好きなはじめ兄の背中に飛びついた。


『…うー、はじめ兄ぃ…』


?「!もしかしてその子が岩ちゃんの従兄弟ちゃん!?」


岩泉「!A!」


名前を呼ばれ涙目のままはじめ兄を見上げるとホッとしたような顔をしたあと、ものすごい顔に変わっていった。


『う、……(怒られるやつだ…泣)』


それからは自己紹介をしてもらった及川さんと共に帰る中、すごーく怒られました…。

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sora(プロフ) - Eileenさん» えええ!更新できていないのにそんなお優しい言葉を…!ほんとにありがとうございます!嬉しすぎる限りです笑暖かいコメントありがとうございました(о´∀`о) (2020年8月12日 13時) (レス) id: 37902fbb7c (このIDを非表示/違反報告)
Eileen - 凄く面白いです!!貴方は神ですか?!?! (2020年8月12日 6時) (レス) id: 637a950f3e (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 闇雲さん» はい!そうなんです。つばさとホタルが好きで名字もそこから考えさせてもらいました!気づいてくれる方がいたとは驚きです!嬉しいです♪お話を読んでください本当にありがとうございます! (2018年1月4日 8時) (レス) id: c712f6a0e8 (このIDを非表示/違反報告)
闇雲 - あの!!大変失礼いたします!!違ったらすみません!!もしかしてですが、“つばさとホタル”好きですか!?名字が飛鷹で同じだったもので。 (2018年1月4日 0時) (レス) id: 31a5141faf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル | 作成日時:2017年11月10日 0時

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