story15 ページ17
学校についてから、毎日ピッタリ同じ時間にチャイムが鳴って、授業が始まる。時間に縛られる生活。本を読むのは楽しいけれど短い休み時間の中では満足に読めない…。
だから…
先生「よーし、じゃぁ今日はここまでな〜!」
キーンコーンカーンコーン
「「「ありがとうございました〜」」」
昼休みの時間が唯一の休み。
チャイムが鳴って皆ガヤガヤ騒ぎ出す。私は本を抱えて、お弁当を片手にそそくさと教室を出る。
『(今日はどこで食べよう…?)』
少し悩んでから外のベンチで食べることにした。外は静かであまり人が来ることは無いからだ。
『いただきます』
しばらくしてご飯を食べ終わってごちそうさまでした、と手を合わせた。そして、本を取り出してしおりが挟んであるところを開く。この時だけは休み時間と違って誰かが騒いでいることもなければ、視線を感じることもない。
嫌な視線を感じている訳では無いが、何かあるなら話しかけてくれれば…、と思ってしまう。
せっかくの昼休みなのに今日はなぜかあまり本を読む気になれず、再び栞を挟み本をパタンと閉じた…。暖かい日差しに目を細めそっとベンチに寄りかかる…。
『(…あ、これ…眠くなっちゃうな…)』
そう思ったものの落ちてくる瞼を開ける気にもなれず、少しだけ…と思い、目をゆっくり閉じた…。
▽
▽
▽
日向side
今は昼休みで俺は急いで昼飯を食べて、今は影山と外で練習をしている。
トス練習をしている中、ふと昨日の先輩を思い出した。そんなに近くで見た訳でもないのにとても綺麗だった…。思わずぼーっとしてしまった。
日向「…マネージャー、になってくれたら………ってブッ!?」
ポツリと呟いた直後顔面にものすごい衝撃。
影山「よそ見してるからだボゲェ!!」
と、怒る影山にうっ、と何も言えなくなりながらコロコロと転がっていくボールを追いかける。
すると、風が吹いてボールは遠くへ転がり出した。
日向「えっ!?ちょ、待てっ!」
必死に追いかけるもボールが止まることはなくて、やっとボールが止まったのは…
日向「すっすいませっ!…って……!?」
ベンチで密かに寝息を立てて眠る先程思い出していた、昨日の先輩の足元だった…。
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sora(プロフ) - Eileenさん» えええ!更新できていないのにそんなお優しい言葉を…!ほんとにありがとうございます!嬉しすぎる限りです笑暖かいコメントありがとうございました(о´∀`о) (2020年8月12日 13時) (レス) id: 37902fbb7c (このIDを非表示/違反報告)
Eileen - 凄く面白いです!!貴方は神ですか?!?! (2020年8月12日 6時) (レス) id: 637a950f3e (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 闇雲さん» はい!そうなんです。つばさとホタルが好きで名字もそこから考えさせてもらいました!気づいてくれる方がいたとは驚きです!嬉しいです♪お話を読んでください本当にありがとうございます! (2018年1月4日 8時) (レス) id: c712f6a0e8 (このIDを非表示/違反報告)
闇雲 - あの!!大変失礼いたします!!違ったらすみません!!もしかしてですが、“つばさとホタル”好きですか!?名字が飛鷹で同じだったもので。 (2018年1月4日 0時) (レス) id: 31a5141faf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル | 作成日時:2017年11月10日 0時