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story13 ページ15

はじめ兄と話していたらあっという間に家の前についた。


『送ってくれてありがとう』


岩泉「おう。……それと、最近一度だけ烏野と練習試合したんだ。楽しそうな奴らだったな。ま、A次第だな。頑張れよ」


最後にポンと頭の上に暖かい手がのせられる。


『うん。まだわからないけどね』


私が苦笑混じりにいうとはじめ兄は何も言わずにもう1度頭を撫でてから「じゃぁな。」と言って帰っていった。


ガチャ


鍵を開けて真っ暗な家の中へ入る。


『ただいまぁ』


もちろん返事が帰ってくる訳でもないので、さっさと靴を脱いで家の中へ入った。


自分の部屋へ入って明かりをつけるとバックを置いてフワフワのベットへダイブした。


ぼふっ


『んぅー、マネージャー、かぁ。無理だよね。冗談で言っただけだもん。うん。』


とは言うものの、部活に熱中して仲間と頑張るみんなを見ているとちょっと羨ましかったりするのを自分でも気づいていた。


『うー、考えても仕方ないや。もぅ、お風呂入って寝ちゃおう…』


はぁ、とため息をこぼして、私はお風呂場へ向かった…。



__________………………………



〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪



毎朝同じ時間にピッタリ起こしてくれるスマホのアラームのボタンを押して、また布団に潜る。



けれど、それでも繰り返し繰り返し鳴るアラームに嫌気がさして寝ぼけたままむくりと起き上がる。


『ふわぁぁ』


おぼつかない足取りで階段を降りると美味しそうな匂いが鼻をかすめる。


『お母さん…、おはよぅ』


声をかけるとお母さんはくるりと振り向いて優しく笑う。


母「おはよう。昨日はごめんね。昨日ははじめ君のとこお邪魔した?」


無言でコクリと頷くと、お母さんは良かった、と言ってまた柔らかく笑った。


そして、私は目の前に出されたフレンチトーストをもぐもぐと頬張った…。


それから朝ごはんを食べ終わって制服に着替え、支度を済ませた。


『いってきまーす』


母「いってらっしゃい」


お母さんの見送りを受けていつもの通学路を歩いた…。


イヤホンを付けてお気に入りの曲を流しながら歩く。


朝は人が少ないから好きだ。


私は一瞬昨日の話が頭をよぎったが、フルフルと頭を振って考えるのをやめた…。

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sora(プロフ) - Eileenさん» えええ!更新できていないのにそんなお優しい言葉を…!ほんとにありがとうございます!嬉しすぎる限りです笑暖かいコメントありがとうございました(о´∀`о) (2020年8月12日 13時) (レス) id: 37902fbb7c (このIDを非表示/違反報告)
Eileen - 凄く面白いです!!貴方は神ですか?!?! (2020年8月12日 6時) (レス) id: 637a950f3e (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 闇雲さん» はい!そうなんです。つばさとホタルが好きで名字もそこから考えさせてもらいました!気づいてくれる方がいたとは驚きです!嬉しいです♪お話を読んでください本当にありがとうございます! (2018年1月4日 8時) (レス) id: c712f6a0e8 (このIDを非表示/違反報告)
闇雲 - あの!!大変失礼いたします!!違ったらすみません!!もしかしてですが、“つばさとホタル”好きですか!?名字が飛鷹で同じだったもので。 (2018年1月4日 0時) (レス) id: 31a5141faf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル | 作成日時:2017年11月10日 0時

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