鳥 野 高 校 排 球 部 × ク ー ル 系 マ ネ

#日向ぼっこ ページ5

＊no-side




『………』ｳﾄｳﾄ


清水「…A、眠いの？」


それは一日練習の昼休憩中のとき。
眠いのか余りにもぼーっとしているAに潔子が声をかけた。


『…ん…日向ぼっこしてくる』


Aはそう言うとふらりと立ち上がってトコトコとゆっくりどこかに歩いていってしまったのだった。
自由なのはいつもの事なので潔子もうん、と言うだけだった。




…………………………
清水side




ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ


Aが眠そうにどこかに行ってしまったため、残りの時間を仁花ちゃんと話して時間を潰す。
そんな時、ものすごい勢いで誰かが向かってくる音がした。


…想像は着いているけれど。


田中.西谷「「潔子さん、Aさん！よろしければこれを……!!」」


田中「…って、あれ」


西谷「ん？Aさんがいねぇ!!」


走ってきた田中と西谷が買ってきてくれたのか2つのペットボトルを差し出してくれるがAが居ないことに気づく。


清水「Aならさっき日向ぼっこするって言って何処かに行った」


そう言うと西谷はハッとしたように言う。


西谷「てことは…!!Aさん、1人で行動を!?」


そんな西谷に田中も顔を強ばらせる。


田中「!!…また知らない男どもに囲まれてるんじゃ…!?」


…そんなことは無いだろう、と言いたいところだが生憎Aなら有りうる。言われてみれば確かに心配だ。さっき着いていけばよかっと少し後悔。


清水「…私、探してくる」


田中.西谷「「お供します!!」」


探しに行こうとした時だった。


影山「あの…日向、見ました？便所行ったっきり帰ってこなくて」


清水「ううん、見てない」


田中「なにぃ!?日向もか！」


田中がやれやれと言った感じで手を額に当てた。
すると


澤村「…はぁ。田中の声がでかくて全部聞こえたぞ」


いつからいたのか後ろからため息をついた澤村がそう言った。


田中「！大地さんに、スガさんに旭さん！」


3年はAを探すことに慣れているためか苦笑いしている。


菅原「じゃあとっとと探しに行くべ！」


澤村「だな。何かあっても困るしな」


そう言って皆で今度こそ探しに行こうとした時だった。


月島「あの、日向とA先輩なら体育館です」


話を聞いていたのか言いにくそうに月島が言った。


西谷「なにｯ!?Aさあぁぁぁんｯ!!」


田中「あ、待てｯ！ノヤ！」


月島がそう言った瞬間2人は走って言ってしまったのだった。









＊

#お昼寝→←#くしゃみ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す