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ルフィがそう言うとブルックは黙り込んでいった。
ブルック「…あなた本当にいい人ですね。驚いた!!…しかしそれは言えません。さっき会ったばかりのあなた達に私の為に死んでくれなんて言えるはずもない」
ブルックの言葉に名前を教えるくらいいいだろう、とフランキーが言うも頑なにブルックは教えてくれなかった。
ブルック「それより歌を歌いましょう!今日の良き出会いのために!!私は楽器が自慢なのです!海賊船では“音楽家”をやっていました」
音楽家、と聞いてルフィは更に喜んで仲間になることを催促する。
けれどブルックがヴァイオリンに弦を当てた瞬間…
ブルック「…!!ギャアァァアァァ…!!」
『…!?』
いきなりのブルックの叫び声に思わず体を縮こませる。
腰を抜かしたブルックの目線の先を追うとそこには…
「「ゴ…ゴースト〜〜〜〜〜〜!!!」」
半透明の可愛らしい顔をしたゴーストがキッチンの壁をすり抜けこちらを見ていたのだ。
そして…
ズズン…!!
いきなり船が大きく揺れて体がグラつく。
その時咄嗟に隣のゾロが支えてくれて助かった。
ゾロ「…平気か」
と聞かれたのでコクリと頷く。
『ん…ありがとう』
そう言えばまたくしゃりと頭を撫でられた。
…ゾロは頭を撫でるのが好きなんだろうか、なんて場違いなことを考えていた。
…まぁ、嬉しいことに変わりはないのだけれど。
けれどブルックは慌てた様子でキッチンを出ると顔を青くした。
ブルック「何て事!!この船はもう“監視下”にあったのか!?!?」
ブルックに続いてみんな何だ何だ、と外に出る。
するとそこには大きな口のようなものがあってブルックによれば今の振動はそれのせいなのだという。
そして…
ブルック「…もしや、あなたがた!流し樽を海で拾ったなんてことは?」
ルフィ「…あ!拾ったぞ!」
…その流し樽こそが罠だったのだという。やはり、ロビンの推測通りこの船はその瞬間から狙われていたのだ。
ブルックに言われ、船の後方を見ると…
一味「「!!!!!」」
ルフィ「…何で“島”がそこにあるんだよ!?!?」
そこには深いきりに包まれ不気味な雰囲気を醸し出している大きな城があったのだ…。
その名も…
ブルック「海をさ迷う“ゴースト島”…!!“スリラーバーク”!!!!!」
…そこで私たちは悪い夢を見ていくことになる。なんて、今は誰も知らない話…。
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sora(プロフ) - 一輝さん» コメントありがとうこざいます!しばらくまた更新が止まってしまっていて申し訳ないです…。楽しみにして頂けているなんて嬉しい限りです。もう少しお待ちください!また更新をしますので!本当にコメントありがとうございました!(^^) (2020年4月12日 22時) (レス) id: 37902fbb7c (このIDを非表示/違反報告)
一輝 - とても面白かったです続きを楽しみに待っています (2020年4月11日 20時) (レス) id: 61bf71a8cd (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - akithin.さん» こちらこそ、更新をお待ち頂きありがとうございます!またコメントをして下さるとは思っていなかったので嬉しい限りです!これからも少しずつですが頑張りますのでよろしくお願いします(*^^*) (2020年3月14日 0時) (レス) id: 37902fbb7c (このIDを非表示/違反報告)
akithin.(プロフ) - 更新ありがとうございます!大変だと思いますが、頑張って下さい!! (2020年3月13日 21時) (レス) id: b194a9b2d3 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - akithin.さん» コメント本当にありがとうございます!過去話は特にたくさん悩んで書いたのでそう言っていただけて本当に嬉しいです!近々また更新を再開しようと思っています。更新停止になってしまっており、申し訳ないです…。少しだけお待ち頂けるとありがたいです! (2020年3月6日 6時) (レス) id: 37902fbb7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル | 作成日時:2019年6月23日 2時