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✽ｱｵｲside
ハルのメロディーを聞いた国民が急いで動いているのがわかる。
ｱｵｲ「俺は船が衝突した方へ向かう。誰か1人は城へ戻りAと、シュン、ユウを頼む！」
家臣に向かい言うと、
「はっ」
1人が返事をして急いで城へ行ってくれた。
だが…
ｱｵｲ「何か、嫌な予感がする」
そう言うとハルも険しい顔で頷いた。
ハルも城へ戻るよう、口を開こうとしたが…
ﾊﾙ「いやよ」
ｱｵｲ「！」
ハル何かを決意した目でこちらを見る。
ﾊﾙ「城へ戻れと言うのでしょう。でも城には今向かってくれたアランもいるし、風雅もいるわ。だから私はあなたのそばにいる」
…参った。全て見透かされていたとは。
それに一度決めたらハルは言うことを聞かない。
ｱｵｲ「…はっはっは！わかった。行こう」
そう言うとハルはにっこり微笑んだ。
Aと似た人を魅了させる笑みで。
海岸へ向かうと船が倒れている。
そしてその船からたくさんの海兵、そして、中には天竜人がおり、国へ上陸していた。
…ここからは全ての行動に気をつけなければいけない。一つ一つが命取りになる。
覚悟を決めてゆっくり船へ近づいた。
すると、1人の政府の人間らしき男が近づいてきた。
「すまない。嵐により遭難していたところ、この国にたどり着いた。長居はしない。1隻の船と食料を用意して欲しい」
ここは従うのが1番早い。
ｱｵｲ「あぁ、わかった。言う通りにしよう」
そう言うと男は感謝する、と言って戻って行った。
ｱｵｲ「話は聞いただろう。すぐに1隻の船と、食料を用意しろ」
家臣に伝えると、いつの間に集まっていたのか国の戦士が隠れ、気配を消して近くにいることがわかった。
ｱｵｲ「(このまま何もないまま…終わればいいが)」
そう思っていた直後だった。
「おい、貴様」
ｱｵｲ「!!」
天竜人独特のマスクをした1人の男がこちらを見て話しかけていた。
周りにいた国の戦士、家臣、ハルに緊張が走るのがわかる。
ｱｵｲ「…はい。何か御用でしょうか」
なるべく天竜人の気に触らないように言う。
「数日前にわちきのペットである虎がいなくなったのだ。お前ら知らぬか？」
ｱｵｲ「!!!!」
…その虎とは間違いなく数日前に助けた風雅のことだろう。
だが、Aが助けた時点で決めていた。
何が起ころうと仲間は守ると。
だから…
ｱｵｲ「申し訳ない。その虎とやらは存じ上げません」
そう答えたのだった…。
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sora(プロフ) - ありがとうございます！！今受験のため更新がこ出来ていなくてごめんなさい(>_<)もう少しお待ちくださると嬉しいです！！ (2019年2月22日 0時) (
レス) id: 6f4d88280c (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - すごい面白くて必死に読んでました！更新楽しみにしてます！ (2019年2月20日 18時) (レス) id: cb802c0a66 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます！最近忙しく更新ができていなくて申し訳ないです(>_<)空いている時間に更新を頑張るのでまた読んでくださったら嬉しいです(*^^*) (2019年1月25日 21時) (レス) id: 6f4d88280c (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 凄く面白かったです！続き楽しみに待ってます！頑張って下さい！ (2019年1月25日 12時) (レス) id: caa5a8f062 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 夏季さん» 本当に申し訳ありません。そしていつも応援して下さり本当にありがとうございます！ (2018年12月16日 17時) (レス) id: 6f4d88280c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル | 作成日時：2018年12月1日 18時
